ゲキサカより引用
日本代表新監督に元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏が就任することが決まった。日本サッカー協会の原博実専務理事が24日に都内で行われた理事会後、明らかにした。
交渉の過程でアギーレ氏は、ブラジルW杯でグループリーグ敗退に終わった日本代表について「もっとできるはずだったと思う」と語っていたという。原専務理事は「同時に『W杯では、ほんのちょっとしたことでうまくいかなくなることもある。それもよく分かっている』とも話していた」と明かした。
「日本人の持っているポテンシャルはこんなものではない。もっとやれる力はあるし、自分の経験を伝えたい」と強い決意を話していたというアギーレ氏。日本人選手の印象については「体は大きくないが、テクニックのある選手が多い。組織としてやろうとするのは分かるが、まだまだ強さや試合の経験が足りない」と指摘していたことも原専務理事は明らかにした。
産経新聞
アギレ新監督の就任が承認されたこの日の理事会では、2大会ぶりの1次リーグ敗退に終わったW杯ブラジル大会の検証結果も報告され、原専務理事は主にコンディション調整に不備があったことを認めた。
やり玉に挙がったのが離日前に鹿児島県指宿市で実施した強化合宿。6日間のうち4日間を午前と午後の2部練習に充て、酷暑の中で体力強化を図った。内田(シャルケ)ら故障でシーズン終盤を棒に振った選手の調整には有効だったが、疲労が抜けきらなかった選手も多かったようで、原専務理事は「もう少し休ませた方がよかった」と反省を口にした。
試合会場から遠いサンパウロ北西部のイトゥをベースキャンプ地に選定した点についても、各試合の前日に約5時間の移動を強いられたことで、体調に影響があったと分析した。
また、「自分たちのサッカーをやろうというところと、相手にある程度合わせるところのバランスが崩れた」と攻撃的スタイルに固執した点も敗因に挙がった。(奥村信哉)