こんにちは
院長の牧野です。
今日から飛び飛びなりますが歯周病について少しずつお話ししたいと思います。
最近よくメディアでも取り上げられますが、歯周病っていったい何?と思われる方もまだ多いと思います。
簡単に言うと歯の周りに住み着いた細菌が出す毒素によって、歯を支えている組織が崩壊していく病気です。
歯を横に切った断面図です。左が健康な歯ぐき(歯肉)です。歯と歯ぐきの間には溝があり(歯肉溝といいます、健康な方で1,2mmです)歯ブラシが届きにくく、食物の汚れがたまりやすいところです。
お口の中は個人差がありますが数千億から数百兆もの数の細菌がいるといわれています。それくらい細菌がいますので、汚れがたまるとその細菌たちがよってきて汚れをえさにして繁殖をはじめます。その中に歯周病菌というものがいて(約30種類くらい確認されています)これらの細菌が繁殖時に、歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨といいます)にたいして毒素を出し、まずは歯ぐきをはれさせます(右の図)。
これが歯周病の始まりです。
次は歯周病の進行についてです。
では、また