~ makicchi's すとりーと ~

 長らく更新していませんでした。もうここを訪問する人もいないと思われ・・(´・ω・`)

漆騒動

2009-05-28 02:09:31 | Off Time ヨンジュン 
すでに中止が決定した
「全龍福、ぺ・ヨンジュン共同漆芸展」





この話を知った時、あたしゃ違和感がアリアリだった。



共同・・・漆芸展・・・


ふーん、「共同」ねぇ。



ぶっちゃけた話、ヨンジュンの漆作品てさ、
この先生と共同展が開催できるようなレベルなワケ?


(岩手のTV番組より)








どシロートにはそんなこと、さっぱりわからんけど。

「韓国の美」の取材の過程で興味を持ち、
体験的に1週間修行しただけじゃん?





ま、以後、本格的に取り組むことにしたんだかなんだか、
そこらへんは知らんけど。



共同展って・・・
明らかに人寄せだ。


人寄せが悪いってワケじゃない。

失礼ながら、特に興味のある人以外は
特別に日の当たる分野だとも思えない漆工芸。



ヨンジュンが合宿した、盛岡の漆芸美術館だって


(毎日新聞 2009年5月23日 地方版より)
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「チョン館長が、01年に閉館した盛岡橋本美術館を市から借り受け、04年5月に開館した。
自身の作品を中心に1000点余を展示した。
だが、
客足が伸びず、維持管理費のねん出に苦労し、
チョン館長の創作活動に影響も出たため、休館することにした。」



ところが突然、ヨンジュンという格好の切り札を得て、
ココは一気に興味を持ってもらおう!って張り切っているのであろうことは
素人のアタシにもよ~くわかる。



「その後、市が改築を約束したことや、所蔵作品を売却して資金を得たことから再開を決意した。
さらに、芸術に関心を持つペさんが今年2月下旬に同館を訪れ、
1週間泊まり込みで漆芸作品を制作したことを知ったファンから、
再開を望む声が寄せられたことも背中を押した。

再開後は、漆製のパネルや時計、楽器などチョン館長や弟子らの作品約200点や、
ペさん制作のパネル2枚とつぼ1個も展示する。
ペさんの制作風景を館内で放映する予定で、チョン館長は

「ペさんの活動を通じ、漆に関心を持つきっかけになってほしい」と期待する

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ヨンジュンがきっかけで、漆に興味を持つ人が増えて
ついでに岩手の観光産業も潤うなら、
それはそれでいいことだと思う。



でも、


なぜか釈然としない思いが湧き上がるのはナゼ??


皆が興味を持つのはそれは「ヨンジュンの作品」だからであって、
漆工芸に興味があるわけではない。
(少なくともアタシは。)


全センセーのお話が聞きたいと講演に出かけるのも、
漆の話が聞きたいんじゃなくって、
滞在中のヨンジュンの裏話が聞きたいだけなのだ。
(少なくともアタシは。行かないけど。)





それは京セラドームのイベント司会の、
大村さんの話を聞きに行くのとほぼ同じ行動にすぎない。
と思う。





それに・・・
どの世界でもそうだが、
その道を極めるのって半端なことじゃない。
芸術の道はなおさら、奥も深くて終わりがない。

漆の道に一生をかけ、それでも脚光を浴びることなく
今日も努力し続けてる工芸家さんだって
いっぱいいっぱいいるに違いないのだ。





なのに、有名なスターだからといって
お試しで作った初作品?をお金をとって見せるって


なんか違うんじゃ?


と思ったのはアタシだけじゃろか。



なーんかさ。
漆だけじゃなくて、本業(のはず、確か
ドラマや映画の製作もヨンジュンがからむとなると

どいつもコイツも、
ヨンジュン人気にあやかって自己主張したい人ばっかり
集まって来るのような気がしてならんのさ




それだけ影響力があるってことなんだろうケド



「今のヨンジュンを見せなさい」て全センセはのたまってたけど


・・・・・?



ゆえに、「インフルエンザの蔓延の危険性に配慮して中止」ってニュースを見て
ちょっとホッとしたりして
(ま、そのトンチンカンな中止理由にもビックリだけどっ)




このセンセーが、




「どいつ」でも「コイツ」でもないことを祈りたい。