Mutual Scribble Story Making

ＭＳＳＭとは
山中康裕氏によって1990年に考案された
描画による心理療法の一技法で
Mutual　Scribble　Story　Making
交互グルグル描き物語統合法のことである

Ａ４判の画用紙に
１．検者は，サインペンで枠取りし
２．被験者は，その枠の中に線を引いて全画面を６コマに分割する
３．ジャンケンをして
４．勝った方は，一つのコマの中にサインペンでぐるぐる描きをする
５．負けた方は，そのぐるぐる描きから連想するものをクレヨンで描く
　　→何を描いたか記しておく
６．役割交替！３と４をくりかえす

６コマ描けたら、それを全部使って自由に物語をつくる

こんな感じ↑


↓みゆきのつくった物語↓

とても食いしん坊の男の子がいました

その男の子はトウモロコシが大好きで

今日もトウモロコシにかぶりついていました

「もっと食べたいよ～」

と男の子は食べものを探していました

すると、とっても大きなりんごの木をみつけました

男の子が喜んでいると，大きなたつまきが起きて

りんごがひとつとんでいってしまいました

それはとても大きなたつまきで

牛やヤギもとばされていました

男の子もいっしょうけんめいふんばりましたが

たつまきのうずの中に入ってしまいました

中に入るとそこには，海のパラダイスがありました

パラダイスにはビキニを着たキレイなおねえさんがいて

男の子はウハウハになりました

ビキニのおねえさんは

「海からタツノオトシゴをみつけてきたらプレゼントをあげるよ」といいました

タツノオトシゴをみつけた男の子は

おねえさんからプレゼントをもらいました

それは，男の子のなくした自転車でした

驚くのと同時によろこびました

けれど
その自転車はたつまきのせいでこわれていて

男の子は少し悲しくなるのでした


...おしまい