イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

「怒り」の奥にある感情

2023年04月27日 | マインドフルネス
こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。

マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


今日は、私自身の(心の)ストレスケアのプロセスを綴ります。
マインドフルネスを使った感情や思考の流れも順に追っていくので、少し長くなりますが、よろしければお読みくださいね。


前回、「良いストレスと悪いストレス」についてブログに書きましたが
実はその時、私はあるストレスを抱えていました。

マインドフルネスを実践している、そしてMBSRマインドフルネスストレス低減法の認定講師である、更にコミュニケーションをテーマに研修をしている等というプロフィールを持っていると
まるで聖人君子の様にストレスとは無縁なんでしょー?と言われたり思われたりしがちです。

まさか、まさか!

生きていく上で、様々な軋轢や苦痛と無縁になどなれません😅
怒りも覚えますし、誰かに対して苦手意識を抱えることもあります…。

前回の「良いストレス」の誰かに話したい!わかってほしい!と繋がりを求めてオキシトシンを分泌する事を書きながら、「まさに!」と実感していました。

置かれている状況や、自分の気持ちを信頼できる人に聞いてもらったからです。

あなたの怒りは尤もだ。
貴女だけじゃない、私も同じ経験をしたからよくわかる。

そう共感してもらって、とてもホッとしました。そして、話を聞いてくれた方のストレス体験にコンパッションを向けることで、自分も癒やされた実感があります。


ただ、自分のストレスや怒りを受容するだけでなく、怒りの奥底にあるものにも「気づき」を向けられるのがマインドフルネスです。

怒りという表層の感情はわかりやすいけれど、奥底に隠れている感情は、注意深く観察しないと気づけません。

静かに座って、
自然な呼吸とともに
「今、この瞬間、どんな感情があるかな?」と、
内側を観察する時間が大切です。

怒りの感情
嫌い、という拒絶感
そういう、わかりやすく強い感情も「そんなことを考えるのは良くない」と思う必要はありません。
今、自分の中にそういう感情がある、というその事実をまるまる受け入れます。

そして次の感情を待ってみると、
私の中には「ガッカリ」や「虚しさ」がありました。

ある人に対して抱いていた怒りや不快感は、
こちらの想いや努力がわかってもらえない「ガッカリ」と「虚しさ」から来てるんだなぁ…とよくわかりました。

そして、「期待」もありました。その人に期待しているからこそ、わかってくれているだろうという期待感があるからこそ、ガッカリ・虚しいと反動が大きかったのですね。

なるほどねぇ…。

文字に起こして読み返すと、特別なことがわかったわけではありません。
しかし、ちゃんと自分と向き合って、自分を観察して「気づけ」ると、腹落ち感が大きいのが面白いです。


マインドフルネスによって気づけたので、その先の自分の対応を考えます。

仕事やプライベートで、その人に
・わかってもらう必要があるのか
・わかってもらわなくても、大した影響がないのか

わかってもらう必要がある人なら、違うアプローチをして、分かってもらえるように頑張ってみよう!と思えます(アドレナリンの分泌。努力のモチベーション)。

私の場合は、別にわかってもらえなくても影響は無いな、と再確認出来ました。
「期待」を手放していい相手なんだとしっかり認識したので、気持ちが随分楽になりました。

これから先も、またその人にイラッとしてしまうかもしれませんが、
「いやいや、この方にわかってもらう必要はないのよ。影響がないから」
と思い出せれば、イライラもすんなり手放せるでしょう。


わかりやすく強い感情に隠れている、
でも確かにある別の想い・感情。
それにマインドフルに気づいてみると、少し楽になれるかもしれません。
お試しくださいね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。