耄碌人の残日録

(ウォーンの残日録)改め、10年ぶりに再開。人生いよいよしまいかけ、耄碌人のデンジャラスな繰り言を聞いてくれぃ。

第三級アマチュア無線技師。

2008-09-29 02:07:03 | Weblog
日曜日に、大阪難波まで行ってきた。朝七時に起床して、行ってきた。

久しく来ていない街なので、何がどこにあるのかさっぱりわからなかった。地図を片手に何とか目的地に着いた(8時45分着)

目的は、「第三級アマチュア無線技師」の試験である。
「第三級アマチュア無線」というのは、趣味での無線交信を許可を得てすることであり、ハムともいう。
昔の人にとっては、趣味にしている人も多かった。(これぐらいしかいい趣味というのはなかったし・・・。)
高校生のときに第四級アマチュア無線技師の免許を取って、無線機やアンテナを自作しながら、各地の人と交信したものである。
当時のコールサインは、今でも覚えているが「JG3PZJ」である。
止めてから25年は経つ。

130万人いたハムも今や携帯等の普及のために激減して50万人なったそうな。
そのほとんどが団塊の世代という。

別にこれといって差し迫った要求ではなかったが、何となく「またやってみるかぁ~」というので、どうせやるならモールス符号を使える三級に挑戦してからということで、この度、受験することにした。

そうなのである。四級は、昔は「電話級」といっていて、会話による通信のみであったが、三級は「電信級」といわれていてトン・ツーのモールス符号が使えるのである。

しかし、今や通信技術も発達したために、軍隊をはじめ業務無線でも全く使われなくなったそうで、残るのはアマチュア無線だけかと云われているものである。
しかし、アマチュア無線でも愛好家は少なくなっているそうである。
三級を取得するのは、パワーアップ(50Wまで出せる、ちなみに四級は10Wである。)が目的の人が多いようである。

しかし、私は、なんとしてもトン・ツーのモールスがやりたいのである。この利点は、小パワーで海外まで電波が飛び、世界中の人と交信ができることにある。地球の裏側まで飛ぶのである。素晴らしい!

しかし、試験の関門のトン・ツーを覚えることがたいへんである。
ちなみにトン・ツーは「A」である。「B」はツー・ト・ト・ト。
自宅の便所に符合表を貼ったりし、覚えようとするのだが、ナカナカ・・・・。
試験当日までには、覚えきれませんでした。悲しい。

講義と試験は、朝の9時から夕方の6時までビッチリ。
疲れたぁ~。
高校時代は、電子工学科であったので、まぁ無線工学はどうにかなるさと、四級もあるから法規もなんとかなるさと、ほとんど勉強もせずに臨んでしまった。
電子工学科卒業といっても30年前の話・・・、知識はボロボロ、恐るべき科学技術の発展・・・。

まぁ、何とかなってんのんとちゃうかな。・・・と思う。
結果は11月に発表らしい。

合格してたら、またアンテナはって再デビューしてみようかな。
トン・ツーで。

では、ト・ト・ト・ツー・ト・ツー(「VA」で、さようならという意味)

反共 トンデモ本

2008-09-26 18:11:29 | 独善的書評

何かの拍子に共産党の「過去」が知りたくて、上記の本の中古を買った。それでも1000円もしたか。(正価は1900円)

日本共産党からは、正史ともいうべき「日本共産党の○○年」というのが出ているが、(もちろんこれらは手に入れているが・・)面白くもなんともない歴史書である。

歴史の裏側ともなれば、共産党から出るはずもなく、元党員だの、除名分子だののトンデモ本に「頼る」しかないのである。

まぁ、そんなこともあって、上記の本を読んでみたものの、少しくらいは、まともなことが含まれているのかと思いきや、とんでもない!
情けないというか、バカ本というか、ここで紹介するのもおこがましいような雑本である。1000円すら惜しい。

元共産党国会議員団秘書というのであるが、今や全くの権力の手先、犬である。
彼は今や共産主義そのものを憎悪し、否定する。こともあろうに今日の社会を「すばらしい社会」「資本主義万々歳」と両手を上げて絶賛するのである。何をかいわんやである。

活動家は、もったいないけどこういうトンデモ本も読むべきであるな。しょうむないことも含めて様々な情報は実際に読んで確かめた方がよい、と思う。


雑誌「世界」10月号

2008-09-24 08:36:05 | 独善的書評

世界は、岩波書店が発行している論壇誌。革新的でリベラルで、知識人によく読まれている「らしい」。
ときたま関心のある内容で、いいものを書いているので買う。

今回は「若者」問題特集である。

活動家という人は、今号は是非読むべきである!

内容を少し紹介する。

「若者が生きられる社会宣言ーー労働、社会保障政策の転換を
後藤道夫や青年ユニオンなど研究者・実践家・活動家の共同提言である。
今日の青年を取り巻く現状を深く分析し、問題点を指摘するにとどまらず、解決への具体的な労働・社会政策への提案がある。
よくまとまった提案だと思う。

なだいなだ と 雨宮かりんとの対談も面白い。若者と老人が連帯しようといっている。
なだいなだは「老人党」を立ち上げている作家であり医者である。

労働組合の出番が来た という記事もある。(対談)
全労連も連合の役員も一緒になって対談している。(対決という感じではない。)

正社員と非正社員の格差解消に何が必要か という論文もなかなかである。賃金闘争への示唆のある内容である。
年功序列賃金と同一労働同一賃金原則とは相容れないといっている。
最低賃金にとどまらない社会的賃金基準を設けるべきだともいっている。

読んだ方がよい!

やっとイベント終了。

2008-09-22 07:23:41 | Weblog
 先日、我らの一大イベントが終了した。
若い人の参加と意気あふれる意見が多く、希望に満ちたイベントとなった。

これには、日本新党の田中康夫参議院があいさつに駆けつけてくれた。
はじめてのことである。
おもしろいあいさつであった。満場爆笑の連続。
政治の現況とあり方を難しいハナシではなく、わかりやすくウィットに富んだ内容でお話された。
シャベリを商売にする我々も学ぶところの多い話し方である。

先生にお願いして一枚パチリとした。
やはり選ばれた人なのであろう、オーラが出ていた。


イベント中には、こまったことに、例によって、パニック障害が出た、何度か出た。とくに2日目の昼前後には、ちょっと大きめのモンがきよった。
昼食も食べられずに、1時間休憩に外の空気を吸いに散歩した。強めの薬も飲んで。
近くには芝増上寺がある。大きな寺である。
その向こうには、東京タワーがデンとしている。
雨が降っていたが、トボトボしていたら、なんとか障害もおさまった。
無事に昼からのイベントにも参加できた。ヨカッタ。

しかし、今回ほど時代の変化、世代交代の感を強めたイベントはなかった。長年一緒にたたかってきた人たちがこのイベントを最後に去ることになった。寂しい限りである。これも時代の要請なのであろう。

大会の会場の廊下に会場の設置のものであろうか、「極楽鳥」という花があった。おもしろい花である。