ワタシの映画こんぷれっくす

肩身の狭い喫煙者は
シネコン通いで忙しい

5月半ばの新作・・・

2009-06-03 21:04:07 | Weblog
もう年半ば…

5月はゴールデンウィークもあって

けっこうたくさん見た

レッドクリフグラントリノディプリシティミルク

みんな終わってるから

とりあえず最新作を…



天使と悪魔=   



ダヴィンチ・コードの続編だけど
原作の執筆順からいうとこちらが先に書かれている
だからなのか
とってもわかりやすい
謎解きというよりタイムリミット・サスペンスとして面白い

ローマ教皇が亡くなり
新しい教皇を選出するコンクラーベが始まる寸前
教皇候補である枢機卿が誘拐され
一方では反物質盗難という事件が
反物質の爆発と枢機卿殺害という二つの危機を回避すべく
ラングドン教授がヴァチカン、ローマを走り回る
この危機は
かってヴァチカンに迫害された科学者たちの秘密結社
イルミナティが復活した証しなのか
それとも…



映画では
ダヴィンチ・コードの後に起こった事件ということで
ラングドン教授はヴァチカンから睨まれている
そりゃそうだ
ないしろ『ブラック・マリア』だもの
それでもラングドンに頼まざるを得ない…

ということでラングトンさんは
ローマ市内やヴァチカン市国内の教会だの礼拝堂だのを走り回るのだ
ちょっと観光気分も味わえる

ただむやみやたらと人が死ぬ
予想外に死んでいく

それに犯人(?)がわかりやすい

それと
反物質って…
反物質って…






ベイビィ ベイビィ ベイビィ=  



フジTVのドラマ
ナースのお仕事
今度はナースにお世話になるお話で
バリバリのキャリア・ウーマン(古い!)が
ひょんな事から妊娠する
最初は赤ちゃんより仕事を選ぼうとするのだけれど
色々あって結局は出産にいたる

簡単に言うと簡単すぎるストーリーだけど
このアイデアは
きっとハリウッドが買うよ

シャル・ウイ・ダンス貞子でしょ
忠犬ハチ公南極物語をリメイクしているハリウッドだもの
この妊娠&出産映画はお買い得だと思うな~

斉藤由貴が産院の先生なんだけど
とってもよかった



重力ピエロ=    



好きな映画です

ストーリーはネタバレになりそうだから
説明しにくい
放火・壁の落書き・レイプ・殺人・癌…
とアイテムを並べると
暗いか暴力的なイメージになるんだけど
「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんてなくなる」
「ふわりふわりと飛ぶピエロに、重力なんて関係ないんだから」
という言葉通り
暗くも暴力的でもない

兄の泉水役の加瀬亮がとても静かでいい
父親役の小日向文世も軽やかだ
弟の春役の岡田将生はとても美しいけれど
それよりも
冒頭の「春が、二階から落ちてきた」という言葉通りに
二階からふわりと落ちてくる
無重力感が衝撃的だった

お兄ちゃんも弟も
英語で言うと『スプリング』だとお母さんが言う
そんな優しさがいい

それと
兄弟の子供時代を演じた子役が
すごくいい

日本の子役はすごい





シリアスとお気楽3本

2009-04-28 14:31:33 | Weblog
4月もまもなく終わる


一年の3分の一が…


ゴールデンウィークも始まる…


急がなくっちゃ

急がなくっちゃ


お気楽3本のマエにシリアスを…


ザ・バンク=   



ベルリン・ミラノ・ニューヨーク・イスタンブール…
大手国際銀行の犯罪を暴こうとする
インターポールの捜査官が主役だから
舞台は世界各地
グローバルな金融犯罪というタイムリーな映画ですが
印象的なのはグッゲンハイム美術館での銃撃戦
それにクライブ・オーウェン扮する捜査官の相棒を演じる
ナオミ・ワッツさん
NY検事局の検事さんがお似合いで
いい感じです





つぎはお気楽3本

おっぱいバレー=   



1979年のお話で
だから中坊も初々しい
じゃなきゃ
いくら綾瀬はるかのオッパイだからって
そうは燃えないよね~

中学の超弱小バレー部の顧問になった新任の先生に綾瀬はるか
この女優さんは上手くはないんだが
ナンカいいんだよね
ナンカいいんだけど
セリフを何とかして欲しい…
息継ぎの間にせりふをいう感じで
ちょっとイラッと…

1979年の話ということで
70年代のヒットがたくさん聞ける
なぎさのシンドバット
微笑み返し
燃えろいい女
聴いていて懐かしく心地よいです

映画にも懐かしいモノが出てくる
今じゃクラシックカーになってるクルマもその一つ
集めるのが大変だったろうな~とは思うけど
ちょっと目立たせすぎの感が…

仲村トオルが友情出演していて
なかなかいい味出してます
『ナイスおっぱい』(トオルさんのセリフだ)

お気楽な時代だったような気がする70年代の
お気楽な中坊の
でも
決してお気楽だけではない日々…





鴨川ホルモー=   



焼肉の映画じゃありません
というキャッチが笑える
だってそう思ったもの
ホルモーってホルモンの別称(?)って
でもってホルモンじゃなくて
ホルモーとは京都の東西南北にある4大学が
オニを操って戦うお祭りで

原作者が「鹿男あをによし」の万城目学さん
「鹿男あをによし」は奈良で高校が舞台
今度は京都で大学です

だからオニが出てきてもアリだ…と
思えたらこの映画は楽しめる



山田孝之栗山千明浜田岳
がんばっている
とくに浜田岳はがんばっている
でも
ワタシは荒川良良が良い
淡々と飄々と
でもまじめに
奇祭を主催する先輩役で
なんだかとてもカッコイイ
この人
以前に比べて若くなってる気がするんだけど…





バーン・アフター・リーディング=  



お気楽の極致とでもいいましょうか
でも
コメディという感じじゃないかも…

筋肉バカで童貞らしいフィットネスセンターの従業員が
ブラッド・ピット
サクッと出てきてサクッと消える…
ア~そんなのアリかいって感じです



ジョン・マルコヴィッチジョージ・クルーニー
よく働いていて
ブラピにしろ
みなさん楽しそうです

拾った1枚のCDをネタにCIA やロシアを強請って
一攫千金を狙うおバカと
そのおバカに振り回されるおバカたち

CIAにも解明不可能なまま
不倫おバカや整形おバカや筋肉おバカたちが
大騒ぎです

大騒ぎのうちに
最終的に整形おバカの一人勝ちで…

読後焼却(バーン・アフター・リーディング)って
懐かしの探偵小説の常套句ですが
CDは焼けないよね~
パソコンにもデータ残ってるし…

だから…ってわけじゃないけど
ワタシはパス






















まだ間に合うか邦画3本

2009-04-13 16:19:51 | Weblog
桜も散って

まもなくゴールデンウィークです

UPできなかった映画も

たくさんあるけれど・・・


鑑識・米沢守の事件簿=   




巷を騒がせているご存じ相棒のスピンオフバージョン
(このスピンオフって多分
フジテレビの古畑仁三郎あたりが始まりじゃないかと思う…
確か鑑識部屋で西村さんがグチる内容だった気がする)

今回の主役は六角精児さん演ずる米沢守
相棒は萩原聖人
(見るまではコイツが犯人だと決めていた)

東京マラソン(劇場版-絶対絶命42.195キロ)の参加者に
失踪した妻を発見した米沢守は…

六角さんがすごーくよかった
いろいろ文句はあるけれど
出来る鑑識(当然ちょっとオタク)の米沢さんが
とっても誠実にマジメに一般市民をしてます
ミステリーとしての面白さはないけれど
六角さんがいいからいい







ジェネラル・ルージュの凱旋=    




原作を読んだ時
これは映画で見たいと思った
なぜジェネラル(もしくはジェネラル・ルージュ)なんていうあだ名がついたのか
その理由となった若き日のワンシーン

血まみれの白衣をまとった青年医師が
蒼白の顔を口紅で彩って
戦場と化した病院ロビーのテーブルに飛び乗って指揮する
壮絶じゃないか
視覚に訴えるじゃないか
まさしく血まみれ将軍じゃないか



というわけで
映画にするならチーム・バチスタよりコレでしょうと思っていた
チーム・バチスタが映画になって
次はコレだ!と思っていた(笑)

なんといっても堺雅人さん
やっぱり佳いわ
笑顔がいいし
姿もいいし

寝不足の栄養不足を補うためにチュッバチャップスをくわえっぱなしで
世の中になんかまったく興味がないって顔して…

今回は竹内結子も気にならず○
阿部寛は仕どころがなかったけどマァいいか
堺雅人◎◎◎だったから(笑)

ジェネラルの救命救急
ドクターヘリの次は…







昴=   




黒木メイサが踊る
桃井かおりが踊る
マエ健 が踊る
でもさんは踊らない…
天才ダンサーのお話です
黒木メイサはいいね
倉本聡が『天然メンチ切り』と呼んだ目力が最高
踊りもうまい

元がマンガで
(少女マンガだと思ったら少年誌だって…)
今は少年少女のボーダーがないんだね~
ストーリーは大映ドラマか三昔前の少女マンガか
っていうかんじで
ストリップとバレエの小劇場とか
双子の弟が脳腫瘍でなくなったり…
親友がライバルで
その親友の父親に師事したり
さらに上いくライバルがでてきたり

でもバレエシーンやピップホップのダンスシーンは
とてもきれいでした











溜まった春の映画です

2009-04-02 13:35:38 | Weblog
溜まってる

溜まってる

春の映画が溜まってる

終わったのもいっぱいあるが

とりあえずUPせねば…


オーストラリア=   



Xマンヒュー・ジャックマン
奥さまは魔女(彼女の代表作とはいえないけどね)のニコール・キッドマンです
そのほか監督も脇もスタッフほとんどがオーストラリア出身

オーストラリアとオーストリアでちょっと悩むワタシは
自分の知識の無さ&認識の浅さに反省です
中国と日本の区別がつかない外人さんを責められない

お話は英国貴婦人がオーストラリアに牧場を拓いた夫を訪ねて港に降り立つところから始まる

建物がより集まっただけの町には砂塵が舞い
汚くて粗野な男どもは酒場でのんだくれてるか殴りあってる
そこに颯爽と山のようなトランクとともに場違いな奥方が客船から降りてきて

どう考えても西部劇でしょ
それもジョン・ウェインキャサリン・ヘップバーンがやったような西部劇
ウェスタンじゃないの

そんでもって景色がすごい!

野生馬を狩り集めてくるシーンなんてサイコーさ
馬の群れの中のヒュー・ジャックマンの乗馬姿はそのシーンだけで惚れるね

やっとたどり着いた牧場では夫が殺されていて
使用人のアボリジニの女性には何か秘密があって
(その秘密が白人との間にできた子供で
白人とアボリジニとの混血はあつめられて施設に送られる)
牧場のほうは地元の権力者に狙われていて
夫の死にも関わりがあるような…

ここからはちょっと風とともに去りぬが入ってきて…
貴族の奥さまが牧場を建て直し
カウランディング
放牧している牛を集めて
何千キロも運んでいく
この道中の景色もすごい

ここはちょっと西部劇が戻ってきて…
ローハイドやら11人のカウボーイやら

さらに第二次大戦の日本軍の爆撃があったり
搾取され差別されるアボリジニの歴史や

風とともに去りぬでは南北戦争
西部劇では開拓時代を作り物ながら見ることができるように
オーストラリアの歴史を知るにはほどよいかも





ウォッチマン=  



歴史の影には彼等がいた!っていう唄い文句で
ダビンチ・コードウォンテッドかって思ったんだけど
マスクヒーローモノだった(笑)
そんな予感は若干あったんだけどね~

マスクヒーローつまりアメリカンコミックヒーローが実在していて
(スーパーマンやバットマンみたいにマスクしてます)
実は彼等は
凶暴化する犯罪者を制圧するために集められたお巡りさん
彼等をウォッチマンと呼ぶらしい
マスクをしてるから法律関係なしで
悪者をやっつけられるのね
だからけっこう権力者寄りで
ニクソンだのキッシンジャーがスクリーンをちらっと横切る

身体能力は尋常じゃないんだけど
まぁとりあえず人間なんで引退もある
その引退したウォッチマンの一人が殺されて…

ウォッチマンの一人
ミイラみたいな包帯マスクで
そのマスクの黒いシミが動くの
これがけっこう不気味で
ロールシャッハって名前を聞いた時は逆に笑えた
(確かにロールシャッハの模様なんだもん)

彼が殺人事件を独自に調べ始める

しかも歴史の影だなんだって言っても
映画のほうは悩めるヒーローの個人的な問題が主で

例えば実験の失敗で超人になった男とか
母親が元ミスヒーロー(こんな言い方はありえないんだけど)で
自分のアイデンティティに悩む2代目マスクガールとか

お話は…
苦悩するヒーロー&味方が実はっていうオチで
約3時間の映画で着地点が見えないっていうのはどうなんだろう
最近流行りのDVDシリーズで延々続けたほうがよかったんじゃないかと…

それにしてもホントにハリウッドはヒーローをいぢめるのがすきだ…
ヒーローするのも大変だね



ヤッターマン=   

 

こちらは日本のヒーロー?アニメを実写にしました
このタツノコプロシリーズはけっこう見ていた
シリーズを通して敵側のドロンジョ様が好きでさ
(後半はセクシー感が減って不服だった…)
やっぱり一番はヤッターマンのドロンジョ様なんだわ

実写になると知った時に一番心配したのが
そのドロンジョ様を誰がするかで(笑)
深キョンのドロンジョさまはGoodでしたわ
深キョン下妻物語の時といい、コスプレが似合う
お芝居も振り切った感があって楽しいし

桜井クンは桜井クン以外の何者でもなかったけど
それがまたヤッターマンにぴったり
深キョンのドロンジョさまの影に隠れてヤッターマン2号の福田沙紀が目立たなかったし
ドロンジョの部下のケンコバ生瀬さんも仕どころが少ない
結局ドロンジョ様の映画だった(笑)





マダガスカル2=  



ニューヨークの動物園からマダガスカルにお出掛けした仲良し4頭が
ニューヨークに帰る途中に降り立ったのは故郷アフリカ

ライオンのアレックス が両親に会えたり
父親の王の座を狙っている叔父さんがいたり
(ここら辺はライオンキングかしら)
シマウマのマーティー にそっくりな何千頭ものそっくりさんの群れには笑える
声も全部柳澤慎吾で(吹き替えで見ました)楽しい

吹き替えってことでいうと
今回はおぎやはぎ小木さんが大活躍(前回同様メガネザルの王さまなんだけど)
その分ペンギン部隊(アンタッチャブルが吹き替え)があまり活躍していなかったのが残念でした

アンジーさんは残念でした

2009-03-05 18:20:01 | Weblog
   おくりびと

アカデミー外国語映画賞受賞

おめでとうございます

日本アカデミー賞のほうも総ナメで

今や日本中おくりびとで大騒ぎです

こうなると

ワタシとしてはチョット・・・

なんだけど

まぁおめでたいことだし

アカデミーの主演やら監督賞やらで

下馬評ではけっこう良いところにつけていた

チェンジリング

それほどではなくて

下馬評なんてこんなものなんだな~

と改めて納得した賞レース

ということで

アカデミーにたくさんノミネートされて

しかも夫婦受賞かと盛り上がったこちらから・・・


チェンジリング=   



1928年のアメリカで起こった実話の映画化
失踪した一人息子が5ヵ月後戻ッて来るのだけれど
母親は戻ってきた少年を我が子とは認めない
警察は認めさせようと躍起になり
挙句の果てに精神病棟にいれてしまう…

警察という権力の腐敗
当たり前に仕事をする刑事がヒーローに見えるほど
腐敗警官のバカさ加減

シングル・マザーや娼婦、DVに苦しむ主婦、子供など
弱い人々への偏見や風当たりの強さ…
今だってあまり変わってないのかもしれない…

予測不能なミステリー劇と謳い文句にあったが
伏線も何もないんだから
そりゃ予測は不可能さ…という犯罪がからんでくる
だから
眼目はミステリーというより母の愛と執念かも

たくましくて美しいアンジェリーナ・ジョリー
やつれて美しいシングル・マザーを熱演してます





7つの贈り物  

 

幸せの力ガブリエレ・ムッチーノ監督が
ウィル・スミスと再び人間ドラマに取り組む…
っていうのが惹句です

初めのころの宣伝じゃ
ウィル・スミスはいい人なのか
その贈り物は善意からか悪意からか
っていう雰囲気だったんだけど
それじゃ観客動員は見込めないと思ったのか
7つの贈り物は善意から
自己犠牲にも見えるその贈り物の訳は・・・
っていう売りになっている

ウィル・スミスはちゃんとしたいい役者さんです
ハンコックの時にも思ったけど
上手いわ

幸せの力も飲み込みたくない映画だったが
今回も
ストーリーとしてはナンダカナ~なんだわ
毒くらげとか古い活版印刷機とか
道具建てはいいのに…















2月は邦画も目白押し

2009-02-17 11:12:04 | Weblog
2月ももう半ば

今年は春が早いらしい

当然花粉も早くもご活躍です

そんな時は映画…

なにしろ邦画も目白押しなのさ

旭山動物園=   

 

冬は氷点下になるため閉園状態
夏だからといって来園人数が多いわけでもない
そんな廃園寸前の動物園が北海道髄一の観光スポットになるまでの
危機と再生の物語

雪まみれの虎
雪玉を作っては投げる象
ブイと遊ぶホッキョクグマ
そして夜の動物園に響き
朝靄をついて聞こえる動物たちの鳴き声
クランクインの一年も前から撮られていたらしいその姿や音は
一見一聞の価値あり
動物園の存続を願って知恵を絞る園長や
そこで働く人たちの工夫と努力…

姿を見るだけの形態展示から
その行動や能力を発揮する姿を見ることができる行動展示への変遷
囲いこんで生きさせるだけでなく
種の保存を目指した繁殖活動

動物園っていろいろある…

ドラマとしては…
園長さんが西田敏行
動物園の職員に
長門裕之  平泉成  六平直政  塩見三省  岸辺一徳  柄本明 ・・・
市の課長さんに笹野高史
名脇役やら芸達者やらばかりなのに
あまり活躍してないのが・・・

ウルッとくる箇所もあるんだけど
それは登場する動物さん達のおかげだね




ヘブンズ・ドア=   



ボブ・ディランの名曲ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアをタイトルにしたドイツ映画を元ねたに
アニメ鉄コン筋クリートを撮ったマイケル・アリアスさんが監督です

元ねたのドイツ映画じゃ
ダッサイ男の二人旅だからか
軽妙な掛け合いやらおバカ騒ぎやらが勢いをつける
(真夜中のカウボーイとかスケアクロウとか…
ダッサイ男二人の旅は映画になりやすいのかしら…)

長瀬智也くんの
ヘブンズ・ドアは相方が少女で
その分リリカルというか
情緒的というか
叙情的というか
メロドラマチックというか
とても日本人的なのかも…
それにしても長瀬はかっこいい
手足が長くて目が強靭で唇がセクシー

でもね
なんといってもすごいのは福田麻由子
L チェンジ ザ ワールドの時もよかったけれど
あのころはまだ子役だった
今回は凄みをまして
女優です
ホントにすごい




少年メリケンサック=   



クドカン監督なので
ハジケキッテルかと思えば
オヤジ再生
兄弟、家族の血縁再生
おバカに~ちゃんに恋してるつもりのお嬢ちゃんの自立再生…

爆発しっきっていない箇所もあって…
でもそこがいいのか

そんなこんなで一番パンクしていたのは宮崎あおいだった
もっとこの娘の映画が見たい

佐藤藤浩市さんはヨゴレでも佐藤浩市だった
ただし木村祐一(キムニイ)がいい味出してて
佐藤浩市とキムニイの掛け合いは

田辺誠一ユースケサンタマリアがなかなかによくって嬉しかったです

田口トモロヲさんは面白いよ~

パンクはよく分からんが
凶悪な絶叫パフォーマンスのイケメンパンクロックグループ少年メリケンサック
ネットで話題を呼んで…
っていうストーリーなんで
パンクのライブがいっぱい出てくる
(あれはライブの渦中にいないとただウルサイだけのような…
まぁ今さらワタシにはムリだ
というのは仕方がないということで…)
この映画そのものは
見ると元気が出るかもしれない



2月は新作目白押し

2009-02-10 18:28:34 | Weblog
昔はニッパチ(2月・8月)といえば

目立った映画は公開されなかったんだよ

ところが最近は大作佳作が目白押しなんだよね

早くUPしないと新作で溺れてしまう

だからその映画は終わっちゃったってはまだまだあるんだけど
(閑話)休題で

2月の新作です


マンマ・ミーヤ=    



ご存知ABBA のヒット曲で仕立てられたミュージカル
メリル・ストリープが逞しくってかわいいオバサンで歌って踊って大活躍さ
首やら背中、二の腕に親近感を覚えます
でも動きにはキレがある・・・
ありすぎて
ワタシにはちょっとウルサイ感が・・・

女手ひとつで貧乏ホテルを経営しながら娘を育てた元気なオバサン
娘は思うところあって若くして結婚することに決めたんだけど
バージンロードは実の父と歩きたい
っていうんで
それらしき三人の男性を呼び寄せるところからお話は始まる

式のために集まった母親の悪友二人
娘の親友が二人
女の子トリオの新旧が結婚をめぐってかしましくも楽しげ
でも経験値の高さと貫禄で旧女の子トリオの勝ちさ
 
まぁいろいろあってお母ちゃんも娘も落ち着くところに落ち着くんだけど
いやぁこの娘がカワイイ
歌も上手いと思うし
コノ娘はっす

でね実の父かもトリオの一人が元007のピアース・ブロスナンでさ
カッコはいいんだけど歌があまりお上手くない
これはご愛敬だね


20世紀少年<第2章>最後の希望=    



『血のおおみそか』から15年
当時青年だった彼らは中年になり
細菌に痛めつけられた日本は「ともだち」のものになり
ケンジはテロリストとして指名手配され
ケンジの姪のカンナは高校生に成長して・・・

ということで今回は
トヨエツ(オッチョ)と平愛梨(カンナ)の映画です
いやぁこの豊川悦司がかっこいいんだわ
正確に言うとオッチョがカッコいいんだけどね
アタマがよくて武闘派でストイックというオッチョの面目躍如です

前作と違って映画オリジナルの脚色がいろいろ施されていますが
これはこれでワタシは許す(笑い)
ただ一コマのディテールはよく捉えていて
ワタシが好きなキャラクターの小泉響子()なんか
表情といい動きといい
これ漫画のなかで見た!っていう感じで
この娘はカンナと違って普通の人代表みたいな子なので
つい応援しちゃいます

もう一人春波夫っていうキャラクターも好きなんだけど
映画でもナイスな濃さで
登場時間は短いのに印象に残る
(残るのはワタシだけかも)

カンナもよく作りこんである
かわいいし

カンナがいる下宿が常盤荘
これは手塚治虫のいたトキワ荘だわ
その火気管理者が常盤貴子(ユキジ)っていうのは
コレはちょっと楽屋落ちがすぎないかい

ユキジと相対するように「ともだち」に忠誠を尽くす高須が小池栄子
これは漫画のキャラとぜんぜん違うんだけど
その異様なテンションがでした

お話はより複雑に
広がりを見せて
<最終章>ぼくらの旗を待て
の状態です





ベンジャミン・バトン数奇な人生=   



老人の体で生まれ
年を重ねるごとに若返っていくベンジャミン・バトン

第1次世界大戦から現代までを生き抜いた彼の不思議な逆行人生が
とても静かにそーっと描かれている

約3時間の映画なのに
特別スペクタクルでも
感動を押し付けるわけでもないのに
飽きずに映画に集中できたのは
内容の濃さのおかげだとおもう・・・

老人で生まれたベンジャミンは実の父に捨てられるんだけれど
この子を引き受けて育てる黒人女性クイニーの
強さと優しさがすごい
クイニーは老人ホームで働いていて
だから老人の体をもったベンジャミンは
死と隣りあわせで失われることを学びながら
与えられるものを素直に受け取りながら
死に向かって生きていく

ブラッド・ピットが老人から青年へと逆行するベンジャミンを演じてますが
若いころの美しい彼も見えます

ベンジャミンの人生に係わって最期を看取るデイジーがワタシのお気に入りケイト・ブランシェット
この人は本当の美しい人だ







その映画はもう終わったって・・・(汗)

2009-01-29 15:42:46 | Weblog
11月から怠けていたら

溜まるは、終わるは・・・

スルーしようかとも思ったんだけれど

それももったいないし

だから終わっている映画ばかり順不同で・・・

ブーリン家の姉妹=    



イギリスがカトリックから英国国教会に宗旨替えした経緯が
その原因になったブーリン家の美人姉妹を中心に描かれている
なんていったって世継ぎの息子欲しさもあって奥サンを変えようと
自国の宗教を変えちゃうヘンリー8世が一番の問題児なんだけどね~

この映画で
ブラッディメアリーことスコットランドのメアリーが
何故あんなに王座を欲しがってエリザベスと戦おうとしたのか
なんとなくわかった気がする
おなじ女の子で
正式な最初の奥さんの子供だもんね~
そりゃ自分の母親を追い落とした女(ブーリン家の妹)が生んだ娘が
王座につくのはいやだろうな~

レッドクリフ=   



11月公開
金城武が諸葛孔明を演じる
こちらも歴史劇
赤壁の戦い・・・はPart2で本格的に始まるらしい
なんといっても監督がジョン・ウーで
軍勢のぶつかり合いもさることながら
英雄の個人戦(?)が多くて
ちょっと飽きた・・・
Part2に期待しよう

センター・オブ・ジ・アース=   



3Dなのでメガネの上にメガネをかけて鑑賞です
でも
面白かった
これなら3Dにしなくてもよかったんじゃないの?
ダブル眼鏡でも3Dを味わえない僻みかしら・・・ 


アカデミー賞ノミネートです

2009-01-23 13:03:01 | Weblog
一月ももうおわりです

ずーっと怠けていたから溜まっちゃってるし

終わっちゃってるし

もういいかな~と思っていたら

おくりびとがアカデミー賞にノミネートされました

     おめでとうございます 

ということであらためまして

K-20 怪人20面相伝=    



暮れに無理やりUPしました
でもってもう一度
何をいいたいかと言えば
松たか子さんは多分、いま、日本映画界最高のコメディエンヌということで
ヒーローやらTHE有頂天ホテルやらで培ったコメディエンヌの才能が思い切り花開いた感じです
ドタバタしても下品にならないところもよろしい
まさしく
良家の子女のたしなみ
がぴったりです

WALL・E ウォーリー=  



ゴミだらけの地球でひとりぼっちでゴミ処理に働くウォーリー
ゴミだらけの地球を旅立った人類の宇宙船から偵察にやってきたイヴ
宇宙船に戻ったイヴを追って
ウォーリーが大活躍・・・なんだけど
環境問題とコンピューター(昔なつかしHALっぽい独善的なやつ)と
よくある話のような・・・

地球が静止する日=   



キアヌ君が無表情に宇宙人してます
環境破壊する人間を除去して地球を守ろうと
人間と人間の作ったものを破壊する
それを止めようとする人類代表がジェニファー・コネリー
(科学者ですが格好はダサい
ジェニファーさんの「We can」が功を奏して・・・

オリジナルは50年前で
当時は環境問題じゃなくて核でした

50年前ならな~

しかしジェニファーさんのがんばりだけで地球が救われるって
宇宙人くん軽くないか
その程度でやめるんなら
やるな
壊れたり死んぢゃった人たちは浮かばれない

ワールド・オブ・ライズ=   



ディカプリオ君がCIA工作員
ラッセル・クロウがその上司で
対テロの内幕が描かれているんだけど

ディカプリオ君は童顔で損してると思う
クロウさんのデスクワークと贅沢でゆるんじゃった腹が
アメリカ国内の状況を如実に現しているかんじがする

現地に同化しかかっている工作員と
アメリカ本国でアメリカを第一に、唯一無二に考える上司
(第二、第三の選択は彼には無い)
善玉悪玉の戦いじゃないから
ワタシには難しかった・・・
でも面白かった・・・と思う

ミーアキャット=・・・

砂漠の真ん中で家族総出で立って日光浴する姿が有名なミーアキャットって
マングースの仲間だったんだって
人間以外の哺乳類では唯一積極的に教育を行う動物なんだそうだ
でもって映画は
ミーアキャットの子供が家族に支えられ教えられて成長していく・・・

なんだけど
ごめんなさい
寝てました
やっぱり自然物のドキュメンタリー系はだめだわ
アースでほとんど全編寝ましたが
あの時はストーリーがないから~と言い訳したんだけれど
今回はストーリーらしきものがあるのに
寝た

でもけっしてつまらない映画じゃないと思う
カラハリ砂漠の自然やライオン、蛇などの動物たち
子供のころ一所懸命見ていたディズニーの
自然は生きているを思い出しました













年末の映画

2008-12-30 13:22:12 | Weblog

あっという間に年末

あと幾つも寝ないうちにお正月で

とりあえず現在ただいまの新作を

K-20 怪人二十面相・伝=    



お正月にぴったり
笑って
世相を見つめて
ドキドキして
お薦めです