ワタシの映画こんぷれっくす

肩身の狭い喫煙者は
シネコン通いで忙しい

花も盛りの新作?

2010-04-06 13:44:46 | Weblog
春です

なんか寒いけど

いつもより早めに満開になった桜の下で  

入社、入学と

新人さんが右往左往してます

あんな季節もあったはず

だけど忘れたから

とりあえず映画だ

今回のテーマは「永遠の少年(笑)」

大人になるのは難しい

自分を大事に守って

しかも初々しく大人になるのは難しい



NINE=    



マストロヤンニを思い出したと思ったら
フェリーニ8 1/2にオマージュを捧げた映画だそうで
トニー賞受賞のミュージカル舞台を映画化

傑作を作り出していた映画監督グイドが
8作目の不評を払拭すべく
9作目を創作しようと
苦しんで
逃げ出して
という合間に
彼の人生にかかわった女性たちが画面に現れては
歌い踊る・・・

ストーリーは地味で
登場する女優陣は超豪華

愛人のペネロペ・クロスが激情型の庶民派美人で
ニコール・キッドマンが絶世の美女で大女優役ですが
この役をペネロペ・クルスで見たかった
奥さん役がマリオン・コンティヤールですごくイイ
エディット・ピアフもよかったけど
今回はすごくかわいいんだよ
007のMでおなじみのジュディ・デンチ
衣装デザイナーで監督のよき理解者っていうオイシイ役を
楽しそうに演じておいでなの
やっぱり貫禄だよね
印象的なのは
グイドが9歳のころ出会った砂浜に住みついていた娼婦
ファーギーというヒップホップの歌手が演じていて迫力満点
ほかに現在の女性関係ということで
ヴォーグの編集者をケイト・ハドソンが演じてる

とこれだけの女性に囲まれて
右往左往ジタバタしたあげく
逃げ込むのがオカアチャンって
ホントに
ガキじゃんっていうのが
ワタシの感想でした

そのオカアチャンがソフィア・ローレン
いまもって迫力たっぷりの美女で
ペネロペ・クルスが小娘に見えてしまう
さすがです

だから
マストロヤンニを思い出したのか・・・

映画としてはワタシは面白かったんだけど
どこがよかったのか説明できない・・・

トニー賞受賞のミュージカルだけあって
曲はです



シャーロック・ホームズ=     



子供のころ
ルパン派とホームズ派に分かれて
どっちがいいか論争してたことがある

ルパン派の論拠は「だってカッコいいもん」で
ホームズ派は[だって賢いじゃん]だった

それでいうと
この映画のホームズはルパンを少々加えております

アイアンマンロバート・ダウニーJr
マッチョで天才のホームズを熱演してる

活劇チックすぎて
本来のホームズのイメージではないという人も
いるけれど
小説のホームズも
馬に乗って犯人追うし
ピストル持ってるし
格闘するし
けっこう原作通りのような気もする

ただワトソンは多分原作よりずっとカッコイイと思う
なにしろジュード・ロウなんだもん
今までに見たなかで
この役が一番カッコよかったかも・・・

でもって
この映画のホームズは原作より
ずっとわがままで子供っぽく仕上がっている

ホントにガキなんだから
(相棒を取られたくなくてむくれるところとか・・・)

でも
面白かったから
次回を期待して待つ(笑)



マイレージ、マイライフ=    



ジョージ・クルーニはプロのリストラ請け負い人
依頼してきた会社に出向いては
リストラを宣告し
かつ会社を恨まないように
リストラされた人たちの意識を
これからの人生へ振り向ける
まぁ口先だけなんだけどね
(こんな商売があることに驚いた)

アメリカ全土に出向くわけだから
荷物はスーツケース一つ
自宅そのものもホテルみたいで
楽しみは旅先のアバンチュール(なんか古い・・・)と
飛行機に乗るたびに増えていくマイルをためること

もちろん妻子はないし
自分の姉や妹ともなんとなく疎遠になっている

身軽な独身貴族だわ

そんな彼が
相手先に出向かずにネットとマニュアルでリストラ宣告をする
という手法に抵抗したり
そのアイデアを出した新人の女性を指導したり
遊びのつもりだったキャリアウーマンに本気になったり

そんなこんなのうちに
「人生というバックパックは空のほうがいい」
という自分のモットーに空しさを覚えて・・・

昔懐かしのハリウッドなら
ここでハッピーエンドで
後輩とデキルか
キャリアウーマンとまとまるか
なんだと思うんだけど・・・

あまり長い間遊びほうけていると
オウチに入れてもらえなくなっちゃうよという
まるでピーターパンのようなお話し

なかなかシビアで
ワタシは好きな終わり方でした



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