何か良い事…Something good

一口馬主生活の喜怒哀楽

バンゴールの引退に寄せて

2018-03-14 21:16:30 | メモリアル
サンデーR6歳牝馬、バンゴールが先週の土曜日の中山牝馬S(GIII)で引退しました。
2歳11月のデビューから引退レースまで全20戦、本当に頑張ってくれました。
そんなバンゴールに感謝を込めて、メモリアル記事を書きたいと思います。



バンゴール(ローザブランカの12 父:キングカメハメハ)


(写真は募集時のもの。 サンデーRより)


生涯獲得賞金:8725万円(付加賞116.9万円)
募集総額: 2400万円
通算成績: 5-2-3-4-0-6
主な戦績: 長岡Sテレビ山梨杯石和特別
所属厩舎: 美浦 尾関知人厩舎


この仔はツアーで動きに魅了されて出資した仔でした。
キンカメ産駒の硬さがなく、前がスッと大きく出る歩様が気に入りました。
当時の私の実績では獲得できない人気でしたが、ラッキーナンバーに賭けて見事当選!
当選結果を見て本当に嬉しかったのを覚えています。

2歳11月の東京・芝1600mの新馬戦に戸崎騎手でデビューし、4着。
3戦目の中山・芝1800m戦で勝ち上がるとオークストライアルのフローラS(GII)にも挑戦しました。
重賞では結局6回挑戦して一度も掲示板にのることは出来ませんでしたが、堅実に5勝を積み上げ、
OP入りしてくれた功労馬です。

2歳秋から6歳春まで走り続けての20戦は決して多い出走数ではありませんでしたが、
馬体の維持に苦労する牝馬で、どうしても休養を挟みながらの現役生活でした。
それでも、大事に使われたからこそ5勝をあげられたのだと尾関先生には感謝しています。

昨年末のターコイズS(GIII)後、早くから引退レースを中山牝馬Sに定め、しっかり仕上げて下さいました。
着順こそ9着でしたが、最後は上り2番目の末脚で追い込んできたバンゴールの姿に感動しました。
そして、何より無事にレースを終え、牧場に帰ることが出来て安堵しています。

今後は母として、母が果たせなかった重賞制覇の夢を子供たちが叶えて欲しいと思います。


クラブの公式の最後のコメントは

2018.3.10 美浦TC
3月10日(土)中山11R・中山牝馬S(G3・芝1800m牝馬限定ハンデ)に
53kg石橋脩騎手で出走し、勝ち馬から0秒6差の9着、
馬体重は前走から2kg増の438kgでした。
ゲートの出がもうひとつで、最後方からの競馬となりました。
道中はそのままの位置でじっとして、3コーナー過ぎから外に持ち出しながら
仕掛けていきました。直線では石橋脩騎手のゲキに応えてしっかりと脚を伸ばしました。
上がり3ハロン34秒6の脚を駆使して前との差をつめましたが、
スローで前が残る流れだったこともあり、勝ち負けからは少し遅れての入線となりました。
結果は残念でしたが、諦めずに力を出し切るその姿は「よく頑張ったね」と
思わず声をかけてしまうほどのものでした。
レース後、石橋脩騎手からは「ゲートをモサッと出てしまいましたので、
開き直って終いの脚にかけました。もっとレースが流れてくれれば良かったのですが、
思っていたような展開にはなりませんでした。それでも本馬は最後まであきらめずに
良く頑張ってくれたと思います」とのコメントがありました。


ということです。
出資者目線の文章に、またウルっと来てしまいます。(苦笑)


最後に、バンゴールの思い出のレースの写真を貼って、引退の餞といたします。



2015.3.1 中山・3歳未勝利・芝1800m(牝)・柴山・優勝



2015.11.21 東京・4歳上500万・芝1800m(混)・柴山・優勝





2016.5.22 東京・石和特別・芝1800m(混)・ルメール・優勝





2017.02.11 東京・テレビ山梨杯・芝1800m(牝)・ルメール・優勝



2017.9.2 新潟・長岡S・芝1600m(混)・田辺・優勝



2018.03.10 中山・中山牝馬S(GIII)・芝1800m(牝・H)・石橋脩・9着



第二の馬生でも輝けますように。  ありがとう!  お疲れ様でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お仲間さん写真館 ~マグナ... | トップ | 今週の出走(速報版) ※追記... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

メモリアル」カテゴリの最新記事