第28室 後期クラシック期 彫刻
1900年にアンティキセラの海から壊れた姿で発見されたこの「アンティキセラの青年像」は見逃せない逸品とされています。
体つきや体型のバランス、髪型などから、ローマ期の作品ではないと言われており、
また右手に何を持っていたかで誰の像か論じられていますが、いまだ明らかになっていません。
第30室 紀元前3~1世紀の彫像
「ミロス島のポセイドン像」 ミロス島で発見された紀元前2世紀の大理石像。
右足元には、海の神を支えるイルカがいます
後ろから見ると、こんなつっかえ棒が・・・ 壊れていて一人では立てないんでしょうか?
同じ部屋にあってさらに観光客の人気を集めていたのがこちらの作品。
「アフロディーテと牧神パンとエロスの像」
しつこく言い寄る牧神パンを、愛と美の女神アフロディーテがサンダルで叩こうとしている場面が彫刻になっています(笑)
エロスもパンの角をつかみ、引き離そうと必死です
ギリシャの神様は人間くさいと言いますが、こういうところも人間と一緒でなんだか愛らしいですね
面白いのがこれ。舞台マスクの彫刻?のようですが、昔の人もこんなに表情豊かだったんですね~。
感情がよく表現されています。
これは・・・何の像だったか忘れました
衣類のひだ、シワの質感などとにかく表現力が見事ですね。
つづいて
第31室 ローマ時代の彫刻
「ローマ初代皇帝オクタビアヌス・アウグストゥスの像」
なんだか他の作品と比べて違う種類のオーラを放っていた作品です。
こちらも風にたなびく洋服の質感がすごくよく出ています。糸の一本一本の動きまで実に丁寧。
第36室 ブロンズ・コレクション
「エルミスのブロンズ像」
古代の有名な彫刻家プラクシテレスの作品と言われ、マラトン沖で発見されました。
第54室 アッティカ地方の白地赤絵式
これは「アンフォラ」と呼ばれる、水やブドウ酒、油やハチミツ、穀物などを貯蔵しておく壺です。
神話や当時のギリシャ人の日常などが描かれており、女性のファッションの様子もよく分かります。
これは小さ~い壺。コロコロと出てくる感じが可愛いですね
大きい壺 見栄えはいいですが使い勝手はどうだったんでしょう。
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さて、考古学博物館のカンタンレポートはこれでおしまいになります
入り口の注意書き板。貴重な文化財を展示している場所だというのに、なんてゆるいんでしょう・・・
レモンの木。これをもいでかじっている女の人もいました。すっぱそうな顔してましたが。
私はだいたい2時間ほどかけての見学でしたが、かなり広い博物館なので、やはり見たいものを先にピックアップしておくことをオススメします!
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