1年前の11/20、まっちは脳脊髄液減少症を発症しました。
まだ診断名がはっきりせず、症状がピークの中踊りきった昨年の11/23、馬渕ダンススタジオのパーティー。あの日のことは忘れられません。
11/19、パーティー前に身体を整えようと今までも通院していた整骨院へ行きましたが、いつもとは違い「なんかすっきりしないなー」という感覚だったようです。結果的には、そこでの施術が原因で脳脊髄液減少症になりました。
翌日から、少しでも頭を上げると起こる割れそうなくらいの激しい頭痛、それを我慢して越えてみると嘔吐。
そんな状態のままご出演いただくお客様のパーティー直前のレッスンをぎりぎりこなしていました。
その次の日、舞は職場で仕事中にまっちから「起き上がれない。」と連絡が。そんな発言を聞いたことはなかったので、慌ててやっくんに頼み救急外来やら土曜日に診療をしている脳神経外科を受診。レントゲンやMRIはしていただいたものの異常所見は見られず。その日は帰ってきて安静にしていました。
我が家のルゥがぴったりくっついてくれていました。笑
その翌日の11/22はパーティーの前日で、会場セッティングと最終チェックの予定にしていましたが、症状が改善しないためまっちは大事をとってお休み。やっくんと舞と妹分がお手伝いしてくれてセッティング。
そんな状態の中迎えたパーティー当日11/23の朝。なんせ起き上がることが出来ないので会場に行けるかどうかも難しかったのですが、本人は行くと言ってきかなかったため、とりあえずやっくんの車に乗せ、横に寝たまま会場に向かいました。
会場でも椅子をつなげて横にし、「とりあえず本番まで大人しくしてて！」「無理ならやめなさい」と言いましたが、朝1番のプロリハーサルで音楽が鳴ると、ぎりぎりの状態で踊り出しました。
リハーサルも含め生徒様とのデモンストレーションとプロフェッショナルショータイムを踊りきれたのはあの場にいてくれた友人たちと生徒様たち、そして音楽とダンスのパワーのおかげでした。
「起き上がるとしんどい」というまっちを支えてくれた、大切な人仲間たち。まっちも舞も、たくさん助けられました。本当にありがとう。
まさか脳脊髄液が漏れてるなんて思いもしなかった、プロショータイムの写真。笑
出番以外はこの状態でもギリギリでした。今だから笑えるけれど。笑
パーティー翌日に症状がさらに悪化し、横になっていても頭痛と吐き気が止まらず救急外来へ。その時にやっと判明した「脳脊髄液減少症」という病名。
本人の状態やいろんな情報、また、この病気と戦っている方の声などを調べていて、一時期は「もう踊れないかもしれない」と2人とも心の中では思っていました。
ですが、支えてくれた家族や大事な友人たち。たくさんご迷惑・ご心配をおかけしたのにも関わらず待っていてくださった生徒様方。「大丈夫だよ」と安心させてくれた信頼できるお医者様。やっくんから話を聞いて会うたびに「大丈夫？」とお声がけくださった先生方。皆様のおかげでたくさん元気をいただきました。
２ヶ月の間完全に寝たきりな状態の中始まった2021年。ゆっくり、ゆっくりリハビリから始め、今は以前よりパワーアップした状態で毎日踊れる幸せを感じながら楽しく練習できています。
発症から1年。「完治」と言われたことと、1年が経過したことにより、また少し乗り越えられた気持ちでいます。
幸い後遺症もなく、元気でいなければ何もできない！そう実感した1年でした。
この病気になって唯一良かったことは、改めて「踊れる幸せ」を感じられたこと。2人とも、踊ることが楽しくて仕方ない！そんな日々を過ごせてることがありがたいです。
今年に入って競技会やパーティーも再開し、1つ1つの踊れる場所を楽しめていることが幸せです。
これからも私たちらしく楽しく踊っていきたいと思っておりますので、
改めまして、よろしくお願いいたします♡
まっち・舞
