マチカネキンノホシの

２５日、船橋競馬場で行われた第５２回平和賞(２歳、南関東Ｇ３・ダート１６００ｍ)は、好スタートから先手をとった張田　京騎手騎乗の３番人気キンノライチョウ
(牡２、船橋・岡林　光浩厩舎)が、１番人気フリオーソを内から差し返すと、ハナ差で抑え優勝した。

　勝利したキンノライチョウは父マチカネキンノホシ、母シマノミモザ
(その父チーフベアハート)という血統で、祖母シマノヤマヒメは１９９４年
の中京記念(Ｇ３)の勝ち馬。
６月１９日のデビュー戦(船橋・ダート１０００ｍ)は２着に敗れたが、２戦目
(船橋・ダート１２００ｍ)を２着に８馬身をつけ大勝した。
続くシーサイドスター特別(船橋・ダート１５００ｍ)で２着に４馬身差をつけての快勝。
その後、若武者賞(川崎・ダート１５００ｍ)２着を経てこの平和賞に臨んだ。
通算成績５戦３勝(重賞１勝)という成績。
この勝利で、２歳馬のＮｏ１ダート馬を決める１２月１３日(水)に川崎で行われる全日本２歳優駿(交流ＧＩ・ダート１６００ｍ)の優先出走権を獲得した。

　父マチカネキンノホシ(その父Ｓｅａｔｔｌｅ Ｓｌｅｗ)は現２歳が初年度
産駒の新種牡馬で、現役時代は２０００年ＡＪＣＣ(Ｇ２)、アルゼンチン共和国杯(Ｇ２)など通算２５戦４勝(重賞２勝)の成績を残している。
同馬が産駒初勝利であり、２４日現在、中央、地方通じて唯一の勝ち馬となっていて、重賞レースも初勝利となった。