ダイはメジャー

競馬を中心の書き込みと、ダイが気になった商品を紹介しています。

ハーツクライが

2006-11-27 09:59:48 | Weblog
競馬の祭典
「第26回ジャパンカップ」が26日、東京競馬場で行われ、2番人気ハーツクライは直線失速して10着に大敗し、引退濃厚となった。

7月のキングジョージ3着以来、約4カ月ぶりでも昨年の有馬記念1着時(498キロ)とほぼ同じ500キロの会心の仕上げとなった。しかも道中は3番手で折り合いもピタリとついたが、しかし、伸びは無かった。
昨年2着の雪辱どころか、直線はズルズルと後退し、あえぐようにゴールにたどり着くと、後ろには最下位人気のユキノサンロイヤル1頭がいるだけだった。

 検量室から出てきたルメールは「ノーパワー。4コーナーまでの感触はとても良かったんだ。どうしてあんなに急に止まってしまったのか?分からない…。言われているのどの病気が影響したのかも分からない」と呆然(ぼうぜん)とした表情で振り返った。
JC2週前の14日、橋口師は突然、喘鳴症(ぜんめいしょう=通称のど鳴り)を公表していた。
同師は「どう影響するかはファンの方々の判断にお任せしたい」と委ねていた。
思いもよらない惨敗に、橋口師は「申し訳ない。きょうの競馬を見ると、のどが影響しているとしか思えない。オーナーサイドと話し合っていないが、このまま引退ということになるでしょう」と沈痛な面持ちで、現役引退の意向を明かした。

喘鳴症は、何らかの原因により、喉の神経が麻痺してしまうと、気道の入口が狭くなってしまう。
このため、運動中に「ヒューヒュー」とか「ゼイゼイ」といった異常な呼吸音を発するようになる。
ノド鳴りと呼ばれるのも、この呼吸音からきていると言われているらしい。
気道が狭くなり、空気の通りが悪くなってしまうために、競走馬にとっては屈腱炎と共に競走能力を阻害する故障のひとつとして恐れられている病気だ。
近年では、ゴールドアリュールダイワメジャーも喘鳴症と戦いながらレースをしていた。

ハーツクライの馬主代表吉田照哉社台ファーム社長は揺れている。
「これだけの功労馬だし、すでに5歳。喘鳴症の手術は危険も伴うし、このまま種牡馬入りもある」と語る一方で「もう一度検査して問題がないようなら有馬記念に向かいたい」とグランプリ連覇の夢も捨てきれないようだ。
今後については両者の話し合いで決まるが、古馬2強にくっきりと明暗が分かれたレースとなった。