ま~ゆ~ブログ

女声DUO「ま~ゆ~」のページ。時々「The Soul of C」所により「Bouix Loge」に変身!

原点回帰

2016年04月19日 02時02分51秒 | STAGE 報告
バタバタと、告知もしないままに、
4月17日の日曜日、京都は西院の陰陽(ネガポジ)でのセッションライブに
出演させてもらった。

モッちゃんこと持田浩嗣主催の、バンド編成にシンガー7人。
Funk & Soul を主軸にしながらも
Reggaeあり、Rockあり、AOLありの名曲揃い!
超懐かしい再会と、初めまして!が半々だったけど
ものすごく楽しくて、ハッピーで元気をいっぱいもらった。

開催に関して骨を折ってくれたドラマー・川畑さんは、
30年前に私が通っていた音楽塾のスタッフをしながら
男ばっかりのオリジナルロックバンドをやっていた人で
色んなイベントやコンテストなどでも、
私がいたB♯というオリジナルポップスバンドと競い合った仲で、同学年のよしみでもある。

モッちゃんは、その音楽塾のスタジオでよくリハーサルをしていた
ソウルバンドのボーカリストで
初めて聴いた時に、ハスキーな声で楽しげに、かつめっちゃパワフルに歌う、
あまりの自由な歌いっぷりに衝撃を受けて、
駆け出しの私は「こんな風に歌える時が来るんだろうか…」と不安を覚えるほど
年は6つも下だけど、憧れ見上げて来たシンガー。
しょっちゅうリハを見せてもらってるうちに、
何度かコーラスでLIVEに一緒に出してももらった。
「何で今までこの曲を知らなかったんだろう」と悔しくなるような
ソウルやブルースの名曲を次々に歌い、
また律儀な人で、ちょっとした何かのお礼にってくれたテープは、
レゲエのこれまた名曲をチョイスして作ってくれたもので
そのテープは何年もドライブのお供だった。
モッちゃんはそんな風に、いつも音楽の新しい目を開いてくれた人だ。

川畑さんは一時音楽から離れていた時期もあったようだし
モッちゃんは上京してから、どうしているのか分からなくなった。

それが、あまりもろ手を挙げて歓迎していた訳ではないSNSに
再び繋いでもらったのだ。

元気で活動していることを、ただ喜んでいたのだが
今回、声をかけてもらって、26~7年ぶりの再会と共演がいっぺんにやって来た。

モッちゃんはじめ、シンガーが7人と聞き、
リハーサル前から、「自分だけが不確か」な気分になったりして
音楽を志した当時の自分がどんどん顔を出して不安を煽って来た。

あぁそうだったなぁ。
何者になれるのか、OLを辞めて20代半ばで飛び込んだ世界で
いつも不安にヒリヒリして、いちいち緊張して、それを悟られまいと気を張って。
出来ます!と答えてから、家に帰って猛勉強みたいな詰め込み方をして
しんどかったんだなぁ、私。
でもそれが今の自分に繋がっている。
あれが私の原点。

今回その気持ちが懐かしく、駆け出し気分いっぱいで、
余裕なんか無くて、何にでも手を挙げてぶつかって行った。
みんな音楽大好き!の気の良いミュージシャンで、
出会いを心から喜べたし、
モッちゃんはやっぱり今も新しい目を開いてくれる、見上げるシンガーだった。

「まだまだだなんだなぁ私…」と思えることを、
30年近く続けて気付けば歓迎出来るようになっている。
成長したのはそれくらいか。
視線をぐっと前向きにしてもらった、大きな1日だった。
まだまだガツガツ頑張ろう。

こんな時だからこそ、災害にさらされていない一人ひとりが
前を向かないといけないと思う。
周りを元気にしたいと思うし、その為には祈る心を持ちつつ、
自分が元気でいられることをしていよう。