堀辰雄の本「大和路・信濃路」の中に、プルーストについて書かれた「フローラとフォーナ」という文があります。
わずか4ページですが、クルチウスの論である、作家には、FloraとFaunaの2種があり、プルーストは、フローラだという説を引用しています。
コンブレーに咲くさんざし、リラ、睡蓮、などの描写から、堀は、いま滞在している田舎も、まるでコンブレーのように花ざかりだと、言っています。
散歩に出れば、アカシアやウツギなどがいたるところに咲いているそうです。
堀辰雄は、最後に、ぼくもどちらかといえば、フローラ組かもしれないと言って、文を終えていますが、プルーストと堀辰雄、フローラがキーワードでつながっているのは、おもしろい発見でした。
わずか4ページですが、クルチウスの論である、作家には、FloraとFaunaの2種があり、プルーストは、フローラだという説を引用しています。
コンブレーに咲くさんざし、リラ、睡蓮、などの描写から、堀は、いま滞在している田舎も、まるでコンブレーのように花ざかりだと、言っています。
散歩に出れば、アカシアやウツギなどがいたるところに咲いているそうです。
堀辰雄は、最後に、ぼくもどちらかといえば、フローラ組かもしれないと言って、文を終えていますが、プルーストと堀辰雄、フローラがキーワードでつながっているのは、おもしろい発見でした。