モーツァルト

去年の11月にカーステが壊れてから、CDで音楽を聴く
機会が殆んどなくなった。いわゆるステレオもあるのだが、
2年前の結婚をきに納戸化している部屋の片隅に
おいやられたまんまだ。
指の怪我も癒えていないのでギターを弾くこともなく、
音楽と触れ合うのは、テレビで放映されるコンサートか
オペラのみとなっている。
それでもあまりストレスが溜らないのは、日常の生活に
とけこんだ妻の陽気な歌声のお陰だろうと思う。
妻は正式に声楽の教育を受けた歌手なのだが
モーツァルト・イヤーの今年は大好きなモーツァルトの
仕事が舞い込まないかと秘かに期待しているに違いない。
本人も周りも古典期のオペラにふさわしい声質だと
わかっているのに評価されていないのは残念でならない。
フィガロの結婚ならどんな役でもそつなくこなすことだろう。

今日の一曲
恋とはどんなものかしら(モーツァルト)
簡素な曲であるが和声進行の素晴らしさが際立つ。
大作曲家の所以であろうか。

夜型人間

少なくとも昼にならないとエンジンがかからない。
私の悪い体質である。
小六で夜九時迄の進学塾とオールナイトニッポン。
中高時代は一夜漬けで中間期末を凌ぎ
受験勉強は深夜放送のながら族。
大学３年から４年にかけてはマックで徹夜でやる掃除のバイト
ソフトウェア会社に入ったあともバッチプログラム
ばかりやらされて深夜作業ばかり
経歴をみても夜型まっしぐらだ。
朝食をとると体調をくずし、昼飯は大盛り。
午前半休はしばしば。
このままいくつまでつづくのやら？

今日の一曲
水とワイン(ジスモンティ)
ブラジルの作曲家ジスモンティの曲である。
ユーミンの名曲(旅立つ秋)を彷彿とさせる。
静まり帰った深夜に聴きたい。

チーズケーキとイチゴロール

私たち夫婦は甘物好きで藤の牛島のswanのケーキ
が大好きである。
私はここの「ふあふあ」や「パリジェンヌ」が
とくに好物である。
マスターの石川さんは店先で、いつも親切で
気軽に話しかけてくれるが、この日は焼きたての
お菓子を味見させていただいた。美味しかった。
また雪が降っているにもかかわらず、外で駐車場へ
誘導をしていただき、頭がさがる思いであった。

この日は友人の転居祝いにと大きなチーズケーキと
家用にイチゴのロールケーキを買った。
直径15cmほどの円筒形のチーズケーキは幸運にも
友人からデザートにと勧めていただくことができた。
友人夫妻と４等分して食べたが、誰からも好評であった。
チーズケーキはクリームがしつこくなく、さわやか
で甘みもきつくない。フレッシュな食感であった。

夕飯のデザートはイチゴロール。
クリームの部分にいちごが入っている。
こちらもさわやかな甘さで美味しい。いままでバニラ
と抹茶の２種類のロールは食べたことがあったが
いちごは季節限定かもしれない。

いつもながら
「手作りであっても洗練され、手作りであるがこその
自然で新鮮なプロの味」
に舌鼓を打たせていただいた。

今日の一曲
君よ知るや南の国～歌劇ミニョンより（トマ）
パストラーレ風のリズムのなかで軽やかにふんわりと
響くフランス語の語りが快い。

名前の由来

いくつの頃からだろうか？親父と体格が同じくらいに
なってから以降で有ることは間違いないのだが………
親父の背丈は小生より2,3cm高いが多少肉付きの
いい体型は、少なくとも親父が隠居生活を始める前
迄は良く似ていた。
母はたたんだ洗濯ものをよく間違えた。
小生の名前は峰男であるが、ブリーフのゴムの部分に
母は目印にと『Ｍ男』と書き込んだのだ。

結婚後、妻に見つかったとき、日頃から多少Ｍっ気
のある小生の性癖を疑われたのは云うまでもない。


今日の一曲
オリエンタル(グラナドス)
スペイン舞曲集の第２曲である。
氷つく寒さの日にマッチしていると感じる。
ピアノの高音が凍てつく。

準急新栃木行

北千住から下り電車を利用するものにとって
各車両二扉の準急新栃木行との廻り会わせは
顔を合わせたくない厄介ものにばったり顔を合わせた
のと同じ心境だろう。
この電車、上りで浅草へ向かう時は、普通運賃で
春日部の次が北千住となる超特安電車。
(もちろん一ノ割駅を利用する私はこの恩恵を
享受したことはない。)
しかし帰りのラッシュ時間帯は恐怖の準急電車となる。
一つ、西新井で降りる人は四人向かい会わせの席に
座るべからず。
一つ、通路にデカイ荷物は置くべからず。
一つ、駅員はこの電車の時は京急のように、
どこの駅まで先に着くか放送すべし！ (後からの
電車と同じになってしまったら乗る意味がない。
武里、一ノ割の人は後からの区間準急と同じになるとはっきり言ったらどうだ東武鉄道さん)

今日の一曲
練習曲第14番セゴビア編(ソル)
ギターを弾く人なら必ず弾くソルのエチュード。
東武鉄道は昔、この曲を尾瀬への夜行列車のCM
で使っていたのでした。のどかでいい曲だ。

マーチ

欧州ではMicraという名前がついている日産の小型車である。
ヨーロッパを旅行すると一世代前はこのMicra、今はTOYOTA
のyaris(vitz)が日本車の中心といった感じである。
先代マーチは愛らしい、その丸いデザインが受け入れられ、
人気だったが、現marchの先代march＋先代vitz＋VWビートル
を連想させるデザインは、先代marchや先代vitzほど心を
掻き立てない。
しかしレンタカーを乗った印象では、私の所有する先代vitzより
ベーシックで運転しやすいと感じた。車らしいのである。

近年日本車はカローラ、サニーを代表するといった小型3box
から全長が4mに満たない、排気量が1000cc～1500ccの2box車が
ベーシックな普通車としてシフトしたが、それはvitzの世界
市場での成功が起因いている。vitz、marchまたはそれらを
ベースにデザインを変えた、少し背の高い車を合わせて市場
の中心である。日本では現marchより現cube,cube3の方が
デザインの先進性が高いから売れているのかと思うが、売れた
車の次のモデルチェンジで、より斬新性を出すことの難しさを
現marchと現vitzを見ると感じる。私的には背丈1.5Xm以下の
車のデザインで勝負してほしい。それが欧州市場での成功につな
がるのだから。

今日の一曲
マーチのＣＭソング。
トゥ・トゥ・トゥトゥル・トゥールが心地よく耳に残る。
誰の曲だか知らないが、口ずさむ歌は「ベーシック」を感じさせる。

秋山郷

秋山郷と聞くと日本の秘境、昭和の中期まで電気が
敷かれることもなく、冬訪れるには長野県であるが
新潟県側からしか道がないところだと何かで読んだ
ことがあった。
もう20年近く前になるか、24,5の頃、友人と志賀高原
から野沢温泉へ続くダートの奥志賀林道をドライブした
ことがあるが、途中、右折秋山郷の標識を見た覚えがある。
山深く、車を留めると物音一つしない、空気は澄みわたり、
空は限りなく高く青い。
嘗て自然の素晴らしさを満喫したあの場所から程遠くない
山里がいま異常気象ともいえる豪雪で孤立せざるをえない
状況となっている。
私に何が出来るという訳でもないが、何事もなく
まだ遠い春を迎えられることを祈るばかりである。

今日の一曲
BWV1006よりルール(バッハ)
フランスを起源とする牧歌風舞曲である。
秋の閑な山里を思い描いて聴きたい。

Lento

指を骨折し処方された抗生物質のせいか気分がすぐれない。
今日は一日安静〈Ｌｅｎｔｏ〉でいよう。
やらなくてはいけない仕事はたくさんあるが、出勤しても
中途半端にやるだけのような気がするし。


今日の一曲
〈レント／Ｗ．ウォルトン〉
「５つのバガテル」の中の一曲。ギター曲の中で最も官能的な
響がする曲だと思う。サティ風だが色気がある。
ギターを知らない人にも、モダンなこの組曲はお勧めである。

あけましておめでとうございます

記念すべき第1回目の投稿です。
今年は春からおみくじで吉をひいて浮かれていたところ
野田のＮＯＡの屋上の駐車場で車のドアに左手の人差し指
を挟んでしまって、いきなり骨折してしまいました。
妻の手厚い看護のおかげで約６０時間経過した今はもう痛み
も気にならずに初めての書き込みをしています。
今年１年続けられるように妻へ誓います。
愛してるよ！

今日の一曲：ドレミファソラファミレド（由緒ちゃんの歌）