もう一本の弓

もう一本の折れていない方。
巻き線は「銅」　この写真は磨いた後だけど、磨く前から古い10円玉の色だった。
元々銅だけなのか、メッキがはがれたのか、合金の銅成分が表面に出できてるのか?
とにかく巻き線全体が赤銅色です。

フロッグは縞模様が出ているが、黒檀かな。少し欠けがある。
フェルールには緑青がこびりついてる。毛はかなり伸びて、だいぶと切れてる。
見えないけどスクリューのボタンはオクタゴン型。円形にくりぬいてある方が高級品らしい。
肝心のスティック材質は、自分にはよくわかりません。

総じて品質は良くなさそうに思える。使うには最低でも毛替え、グリップの交換が必要だ。

フロッグ部分

刻印なし。痛んでいる皮はトカゲかな。
巻き線は緑青などは出ていなかったので、銀?よくわからん。
フロッグは黒檀。重さ65グラム前後。

ビオラの弓

YA11のビオラには弓が2本付属していた。
両方ともに刻印なしでメーカーは不明です。
けれど、1本は明らかに安物で毛も伸びて、反りが戻ってきてる感じがする。
もう一本は使い込んでる様子があるけど、まともそうに見えた。が・・・


よく見ると弓の先端に折れた跡があった。センターに切れ込みを入れ、楔になる木を挟んで接着してある様子。この修理は結構な値段がするはずです。安物の弓なら処分してしまって買い換えるのが常套でしょう。よっぽど新品の内に折ってしまって勿体なかったのか、それなりに高価な弓だったのか?果たして真実や如何に。

裏板の杢

中々きれいな杢です。つくりも丁寧で良さそう。
C線がぐわっと響くのが気持ちいい。

懲りずに ビオラ 購入

オークションで中古ビオラを購入。
リサイクルショップなのでノーメンテだけど良さそうに思えたので落札しました。

ネットにはあまりデータが出ていない。
辛うじて　ヤマハが販売したスズキのビオラセット位しかわからない。

やってきたビオラは松脂のこびり付きや傷が少々あるものの程度は良さそう。
弦はオブリガートとA線ヤーガー。A線はおそらく保管中に腐食して巻き線がボロボロ。
同じヤーガーのA線にサクッと交換した。オブリガートの方はとりあえずそのまま使えそう。