神戸元町高架下商店街のことを通称モトコーというのだそうだ。写真の阪急三宮駅から続く高架下の商店街はピアザkobeといって、靴や洋服などを売るおしゃれな店が多くてモトコーとは性質、いや緯度の異なる商店街だ。阪急三宮駅(もしくはJR三宮駅)からJR元町駅までは北緯35度以上だが、元町駅から緯度が赤道に近くなる。
モトコーのことは、ちょっと変わった場所への潜入記の『神戸元町商店街潜入記』や西日本なんでもまさぐる会の『木曜スペシャル・潜入!モトコー探検隊(前編・後編)』が詳しい。みなさんは素人がテレビから録画したテープを売っている商店街など聞いたこともあるまい。いずれも2001~02年のレポートだから今とは変わっているかもしれない。妻は「昔はもっとすごかってんでー」という。
神戸の女の子はこれらの高架下商店街で「値切りのテクを磨くねん」。だが、そのテクを当然のように東北や沖縄で駆使するのはやめていただきたい。まるで世界のどこへ行っても英語が通じると勘違いして、平然と母国語で現地の人間に話し掛けるアメリカ人と同じ。東北の家電量販店の店員はしつこく値切られて困惑していたじゃないか(後ろに並んでいた客たちの視線はみんな夫である自分の背中に突き刺さる・・・)
モトコーの流儀はモトコーで。
※上記2レポートを読むとモトコーに行かなかったら神戸に来たことにはならないと思いました。こんど行ってみます。