私この方のコンサートに、はかなり勝手なイメージを作り上げていたのです。
ステージには、白いピアノが一台、そして白いタキシードて淡々とピアノを弾く王子様。
勝手に妄想してコンサート会場へ行きました。
が。。。。その妄想は全くの勘違いでした。。。。
私の席は2階席だったので、開演前は残念ながらピアノを弾いてる手は見えないなぁ。。と思っていまいした。
しかし、幕があがると中央には大型スクリーンがあって、クレーダーマンの手元が大写しにされていました。
1曲目は、「為すすべもなく」です。
ここで私の予想は大外れだったことに、気が付きました。
ステージの上には、バックバンドの面々がずらり。
王子っ!!バンドを従えているんですかっ!!
シンセサイザー、ドラム、ギター、ベース、バイオリン、ビオラ、チェロ。
大人数です。
しかも演奏もノリノリの派手派手です。
2曲目は「マイウェイ」
最初からこんなに盛り上がる曲を演奏してしまっていいの??というほどの、劇的に盛り上がる曲が続きます。
ピアノは白ではありませんでした。
しかも、衣装は白いタキシードではなく赤いジャケットです。
大型スクリーンには、曲名が日本語で表示される親切設計です。
そして王子がマイクに向かって、フランス語(だと思われる)でご挨拶。
何言ってるが分からない。。。。と思ったら「にほんのぉー、みなさーーん、こんにちはまた、にほんにーーぃ。くることがーーーできてー、うれしいデース」と、クレーダーマン本人が、日本語で挨拶です。
バンドメンバーの紹介も日本語です。
「○○サーン、あなたはニホンがー、スキですかーー??」
するとバイオリンのおネーチャンが立ち上がります。
そして大型スクリーンには「はーい、大好きデース。ニホンの男性はみんなやさしーからデース。」
シンセサーザーのおにーちゃんは
「はーい、大好きデース。わたしはニホンオタクでーす。」
えーと、まさかコントが見られるとは思いませんでしたよ。
その他にも、バイオリンのおネーチャンに赤いバラを渡したり。
俺にはくれないの??と、催促するメンバーン「あいうえをの本」なんてのを渡したり、小ネタ満載です。
もう一本の赤いバラは、最前列のお客さんに渡していました。
いーな、いーな。
楽譜をプレゼントされたお客さんもいましたよ。
曲も自分の曲以外にも、「ハリーポッター」や冬ソナの「はじめから今まで」を演奏してくれました。
最後には渚のアデリーヌを演奏したのですが、冒頭の部分を弾いた所で演奏が停まってしまったのです。
え?どうしたの??と、思っていたら、椅子から立ち上がる王子。
そして、さっき楽譜を渡したお客さんに「楽譜かえして、忘れちゃったよ。」と、ゼスチャーしてます。
びっくりして、楽譜を差し出すお客さん。
王子は「冗談デーース」と、笑ってピアノに戻り渚のアデリーヌを弾きだします。
多分、この曲もう数え切れないほど弾いてるんでしょうね。
たまにはこんなお遊びもしたくなるのでしょう。
そしてなんといっても一番びっくりだったのは、コンサートに終盤に大型スクリーンに
「プレゼントコーナー」の文字が大写しになったこと。
プレゼントを持って来た人は、ステージに上がってクレーダーマンに手渡し出来るのです。
ああ。。。花束持ってくれば良かった~。
毎年5月には日本でコンサートをするらしいので、来年もまた行こうと思います。
最初の予想とはまったく違う、ノリが良くて笑いも沢山の楽しいステージでした。
もちろん、音楽も十分楽しめました。
えーと、コンサートの感想を一言で言ってしまえばですね。
「王子様だと思っていたら、欽ちゃんだった。」