goo blog サービス終了のお知らせ 

経口投与によるGABA薬(GABAエステル)

2010-11-17 05:19:20 | 医療
(注:当ページは生化学や医学についてほとんど知識の無い者が書いています。英文の解釈も不確かです。)

GABAは経口摂取だと血液脳関門(BBB)を通過できないため、脳・脊髄(中枢神経系、CNS)に到達しない。
このため、BBBを通過できるよう、GABAをエステル化した薬物の研究が進められている。

Selected Gamma Aminobutyric Acid (GABA) Esters may Provide Analgesia for Some Central Pain Conditions.
(選ばれたγアミノ酪酸(GABA)エステル類は、いくらかの中枢神経の痛みを無くすだろう。)
[ Pubmed central ]Perspectives in medicinal chemistry. 2010 August 3.

中枢神経系(CNS)の痛みを緩和する薬として、いくつかのGABAエステル類を取り上げている。
  • 他の研究者により試された薬物:
    ペルフェナジン・GABAエステル、脂質(リピド)・GABAエステル、GABA・ベンジルエステル、コレステリル・GABAエステルなど

  • 可能性のある薬物:
    エチル・GABAエステル、ブドウ糖・GABAエステル、ジエチルアミノエタノール・GABAエステル、コレステロール・GABAエステルなど

GABAアミド・プロドラッグという、GABAエステル以外でBBBを通過する薬についてもいくつか記載されている。
その中の1つに、Picamilon(GABAのナイアシン・アミド:ピカミロン)がある。
これはBBBを通過するものの、脳脊髄液(CSF)でアミダーゼによる加水分解が行われないとのこと。
(はっきりとは書いてないが、CNSではGABAとして利用されにくい、安全性に問題があるのだと思われる)
それに比べ、エステラーゼはCSFと血漿に存在するため、GABAエステルが加水分解されるとのこと。
(エステラーゼは酵素の一種で、この酵素によりGABAエステルは加水分解され、その結果GABAがCSF内で取り出される)

ついでにPhenibut(ベータフェニルGABA:フェニバット)について。
Phenibut Withdrawal - A Novel "Nutritional Supplement"
(フェニバットの中止 - 新規「栄養剤」)[ ProQuest-CSA ] Clinical toxicology. 2008
バクロフェンと構造が似ている(GABABレセプターに働く)薬。
FDAの承認を得られなかった。依存性、用量増大を招くとのこと。
"most of the administered drug is excreted unchanged" とあるので、
分解されず大部分がそのまま体外に排出されるのだと思われる。



臨床試験中のGABAエステル。
  • BL-1020(CYP-1020)…ペルフェナジン・GABAエステル。統合失調症用、抗精神病薬。

    (全文)Cypress Bioscience In-Licenses BioLineRx's Novel Antipsychotic
    (Cypress Bioscience社による新しい抗精神病薬について) [ Cypress Bioscience, Inc. ] Jun 20, 2010 04:38 ET
    フェーズ2b試験において、急性統合失調症で有効だったとのこと。

    (要約)An Open-Label Tolerability Study of BL-1020 Antipsychotic: A Novel Gamma Aminobutyric Acid Ester of Perphenazine.
    (BL-1020抗精神病薬のオープンラベル耐性調査:新しいペルフェナジンのγアミノ酪酸エステル) [ Pubmed ] 2010 Oct 1.
    治療を要する錐体外路症状(EPS)患者(10人)が出た。そのほか副作用は不眠症(6人)、
    錐体外路障害、頭痛、パーキンソン症候群、振戦、高プロラクチン血症(各3人づつ)とのこと。
    この要約では試験対象者が全部で何名いたのか分からないので割合は不明。



インスリン産生ベータ細胞の増加にセロトニンが関与

2010-06-28 06:30:00 | 医療
元記事:Serotonin regulates pancreatic beta cell mass during pregnancy
Nature Medicine. 27-June-2010 (doi:10.1038/nm.2173)
(日本語版はまだ未掲載:Medical Research @ natureasia.com

インスリン維持の機構解明 日米チーム、化学物質が作用
[ 東京新聞 ] 2010年6月28日

Gestational diabetes linked to serotonin and dietary protein
(セロトニンと食品蛋白にリンクする妊娠糖尿病)
[ EurekAlert! ] 27-Jun-2010

インスリンを産生するベータ細胞の増加に、セロトニンが関わっている。
インスリンにはセロトニン受容体(5-hydroxytryptamine receptor-2b(Htr2b))があり、セロトニンにより活性化することでベータ細胞が増加すると考えられる。
セロトニンは、トリプトファン(高たんぱく食品に含まれるアミノ酸)を原料として
トリプトファン・ヒドロキシラーゼ(tryptophan hydroxylase, Tph1)という酵素によりつくられる。
乳腺刺激ホルモンの一種・プロラクチンが妊娠により増加することで、ベータ細胞でTph1を生じる遺伝子を活性化する。


パートナーのアピールの低下と心血管リスク

2010-05-12 23:09:40 | 医療
「<体のフシギ>妻から「誘われない」男性、心臓病や脳卒中のリスク2.6倍に―英紙」
[ Yahoo!ニュース - 配信: Record China ](5月10日23時36分配信)

2010年5月9日、英紙デイリー・メールによれば、妻に「性的対象」として見られていない男性はそうでない男性と比べ、心臓病や脳卒中の危険が2.6倍も高くなることが分かった。山西晩報が伝えた。


この話はED(勃起障害)患者についての研究であるが、上の記事では触れられていない。記事の元となった(と思われる)研究の要約を読んだが、発症率などが正しいのかどうかは分からなかった。なお、デイリーメールの記事は3月13日が最終更新日となっている。
(英語が不得手のため、翻訳・解釈は不正確です)



  • 英デイリーメール(Daily Mail)の元となったと思われる記事。 A lust for life: Husbands who still feel desired by their wife 'halve risk of heart attack' (生きるための情欲:妻に求められていると感じる夫は『心臓発作のリスクを半分にする』) [ Mail Online ] (Last updated at 10:00 PM on 13th March 2010)
    The results show that a higher incidence of stroke and heart disease was associated with a number of known factors, including smoking, high blood pressure and obesity. But the results also showed men whose partners had moderate to low sexual desire for them were 2.6 times more likely to have a stroke, heart attack or other cardiovascular problems. (結果は、脳卒中と心臓病のより高い発病率が喫煙、高血圧と肥満を含むいくつかの既知の要因と関係していたことを示す。 それだけでなく、パートナーが性的欲求を抑えていった場合、脳卒中や心臓発作など心血管での発症は2.6倍という結果が出た。)
    デイリーメールでもED(erectile dysfunction)の記述はこの一文のみである。
    The men had also been treated for varying levels of erectile dysfunction, but one of the aims of the research was to look at relationships and risk of heart disease or stroke. (様々なレベルのEDを扱ったが、研究の狙いの一つは、心臓病または脳卒中の関係とリスクを見ることだった。)
  • デイリーメールの記事が参照したと思われる研究 (要約のみ)Male Sexuality and Cardiovascular Risk. A Cohort Study in Patients with Erectile Dysfunction (男性の性的関心と心血管リスク。ED患者に関するコホート研究) [ PubMed ] (The journal of sexual medicine: 2010 Mar 8; p1918-1927)
    The aim of this study is to investigate whether severity of ED, PBF, and other factors related to a couple's relationship predict incident MACE. (この研究の狙いは、ED・PBFと他の要因の重要度がカップルの間柄と関連して、MACEの発生を予測するのか、調査することである。) PBF : (penile blood flow)ペニスの血流 MACE : (major cardiovascular events)重大な心血管イベント
    危険度[HR]について書かれている部分。よく分からない。 血流が低い状態(flaccid)での危険度「HR=2.67」と出てくるので、デイリーメールの記事はこの部分を取り上げたのだろうか。
    Cox regression analysis, after adjustment for age and Chronic Disease Score, showed that severe ED predicted MACE (hazard ratio [HR] 1.75; 95% confidence interval 1.10-2.78; P <0.05). 下記原文には重要なことが書かれているのにうまく訳せない。「interest in the partner」を (a.)「(男性の)パートナーに対する関心」とするか (b.)「パートナーの(男性に対する)関心」とするか判断がつかない。
    Reported high sexual interest in the partner and low sexual interest in the patient proved to have a protective effect against MACE. (報告されたパートナーの高い性的な関心と患者の低い性的な関心は、MACEに対し予防的な作用を持つことがわかった。)
    上記の訳は、デイリーや下記研究から推測し、(b.)の解釈が近いと考えたもの。
  • 関連した論文(上の研究と同じ Giovanni Corona 他が執筆) (要約のみ)Psychobiological Correlates of Women's Sexual Interest as Perceived by Patients with Erectile Dysfunction. (ED患者に向けられる女性の性的な関心について、精神生物学的な関連) [ Pubmed ](The journal of sexual medicine: 20 Apr 2010; Early View) 上記「Male Sexuality ...」について触れていると読める記載がある。
    We have recently reported that the perceived loss of a partner's sexual desire is independently associated with an increased incidence of major cardiovascular events in patients with erectile dysfunction (ED). (パートナーの性的欲求が低下したと(ED患者が)気づいたことと、ED患者の心血管で重篤な状況が起きやすくなることと関連があると最近報告した。)

ブラジャー着用と乳ガンにまつわる噂

2010-05-08 08:47:34 | 医療
ブラジャーを1日12時間以上着ける女性、乳がんのリスクが21倍に―米国立癌研究所[ Yahoo!ニュース(Record China配信) ]

この話は「Dressed to Kill」という1995年に出版された本が出典らしい。

アメリカがん学会(American Cancer Society)のサイトにはこんなページがある。
[ Bras and Breast Cancer ]
向こうでは、チェーンメールなどでよく噂にのぼるようだ。
ざっとまとめると、「Dressed to Kill」は科学的に妥当な調査ではなく、
ブラ着用者と未着用者の発症率を比較した他の研究でも、
統計的に有意な差は見いだせなかったとのこと。

アメリカ国立がん研究所(National Cancer Institute)のサイト、乳ガンのリスクについて説明したページには
「Misunderstandings About Breast Cancer Risk Factors」(乳がん危険因子の誤解)という項目があり、
アンダーワイヤーブラ着用がリスク増大につながるとは証明されていない、とのこと。
(ブラの着用自体については触れられていない)

膵がん(Pancreatic Cancer )のリスクについて

2010-02-09 20:07:07 | 医療
「1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加」[DEGITAL MAGAZINE]
という記事を見てすこし検索してみた。

上記について海外の記事。
・Soft drink doubles pancreatic cancer risk: study[7 news]
・Soft Drink Consumption May Markedly Increase Risk of Pancreatic Cancer[ScienceDaily]
Cancer Researchが出典らしいが、検索では見つけられなかった。

海外の記事によると、この報告では膵がんを左右する他のリスク(喫煙と赤みの肉)について考慮されていないので、ソフトドリンク(に含まれる砂糖)がどの程度膵がんのリスクを左右するかはっきりとは分からない、みたいなことを他の学者がコメントしていた。


--------
Cancer Researchで検索してて見つけた他の記事。

・Pancreatic Cancer Risk and ABO Blood Group Alleles: Results from the Pancreatic Cancer Cohort Consortium[Cancer Research]
(膵がんリスクとABO血液型対立遺伝子:膵がん群コンソーシアムによる報告)
 O型に比べ、それ以外の血液型では膵がんの割合が高かったとの報告。
Compared with OO genotype, subjects with AO and AA genotype had ORs of 1.33 (95% CI, 1.13--1.58) and 1.61 (95% CI, 1.22--2.18),
whereas subjects with BO and BB genotypes had ORs of 1.45 (95% CI, 1.14--1.85) and 2.42 (1.28--4.57).

(OO遺伝子型と比較して、AO遺伝子型の被験者は1.33のORsを有し(95%CI(1.13-1.58))、AA遺伝子型は、1.61のORs(95%CI(1.22-2.18))、BO遺伝子型は1.45のORs(95%CI(1.14-1.85))、BB遺伝子型は2.42(1.28-4.57)であった。)

ORs : odds ratios(オッズ比)

うがいとインフルエンザ、かぜ予防の関係

2009-09-11 22:14:36 | 医療
うがいはインフルエンザに有効なのか、いくつか文献をさらってみた。
(注:英文がよく分からないので、判断や訳文などあやふやです)

文献を見る限りでは、インフルエンザ予防の効果ははっきりしない。
もしかしたらお年寄りにはカテキン液のうがいが効果あるかも。
一般的なかぜの予防には、水のうがいで効果があるようだ。予防のうがいにはヨード薬を使わなくていいかも。
普段の体調管理としてみれば、インフルエンザへの効果がはっきりしなくても、うがいは有効だと感じた。

余談:
この手の調査は中々予算がつきにくいんだろうなあと思う。でも日本で調査している限りは、
うがいがインフルエンザ予防に有効かどうか判断がしづらいんじゃないだろうか。
日本だと全くうがいをしない人っていうのはあまりいないだろうし。
(文献1. や7. で行われた調査も、比較対照群は、以前から行っているうがい習慣をそのまま続けるようにって条件だったらしい。
文献1. には "The control group members were instructed to continue their previous gargling habits." とある。)
海外で調査すればもっと分かりやすいデータが取れるんじゃないかと思う。


参考サイト:


インフルエンザと、うがい


1. Can We Prevent Influenza-like Illnesses by Gargling?
(うがいでインフルエンザ様疾患を防げるか?)
Internal Medicine. 2007; Vol.46, No.18: 1623-1624.[J-STAGE]
下記文献7. (うがいによる上気道感染症(かぜ)の予防)の続きとして、
インフルエンザ予防についても、7.と同じデータを使って分析したとのこと。
"We could not demonstrate significant preventive effects of gargling against ILIs."
(『ILIs予防については、うがいの有意な効果を実証できなかった。』)

ILIs: influenza-like illnesses (インフルエンザ様疾患、インフルエンザのような病気)


2. A Randomized Controlled Study on the Effects of Gargling with Tea Catechin Extracts on the Prevention of Influenza Infection in Healthy Adults
(お茶カテキン抽出液のうがいによる、インフルエンザ予防の効果について:健康な大人でのランダム化比較調査)
臨床薬理 2007年9月; 38巻 5号: 323-330頁[J-GLOBAL][J-STAGE]
(下記文献3.の追試。カテキン液でうがいする集団と偽薬でうがいする集団との比較。うがいしない集団は扱っていない。)
"We could not find significant effects of gargling with tea catechin on prevention of influenza in the healthy adults inoculated with the influenza vaccine of the 2005-2006 season."
(『2005~2006年にインフルエンザ・ワクチンを接種した健康な大人が行った、お茶カテキンのうがいは、インフルエンザの予防について効果がはっきりしなかった。』)
"However, the effects in more susceptible groups, i.e., those not vaccinated against the influenza virus, children, elderly or immunosuppressed people remain inconclusive."
(『しかし、より感染しやすい集団(インフルエンザの予防接種がない人、子供、年輩者、免疫が低下した人)への効果は不確定のままである。』)


3. Gargling with Tea Catechin Extracts for the Prevention of Influenza Infection in Elderly Nursing Home Residents: A Prospective Clinical Study
(インフルエンザ予防に茶カテキン抽出液でうがい:老人ホーム居住者による前向き臨床研究)
Journal of alternative and complementary medicine. 2006 Sep; 12(7): 669-672.[PubMed][Mary Ann Liebert]
(上記2.同様、カテキン液でうがいする集団と偽薬でうがいする集団との比較。)
"The incidence of influenza infection was significantly lower in the catechin group (1.3%, one resident) than in the control group (10%, five residents) calculated by multivariate logistic regression analysis (p = 0.028; odds ratio, 15.711; 95% confidence interval, 1.883-399.658)."
(『インフルエンザ感染症の発病率は、多変量論理計算回帰分析によって計算される対照群(10%、5人の居住者)でよりカテキン・グループ(1.3%、1人の居住者)で、かなり低かった。』)


4. 紅茶エキスのうがいによるインフルエンザ予防効果
Prophylactic Effect of Black Tea Extract as Gargle against Influenza
感染症学雑誌 1997年6月; 71(6): 487-494.[CiNii]
(未読)


5.紅茶とうがい薬のインフルエンザウイルス感染性阻止の比較検討
Comparison Between Black Tea and Gargles on Inhibition of the Infectivity of Influenza Virus
感染症学雑誌 1997年11月; 71(11): 1175-1177.[CiNii]
(未読)



一般的なかぜ(インフルエンザ以外)と、うがい


6. Cost-effectiveness of gargling for the prevention of upper respiratory tract infections
(上気道感染症(かぜ)を予防するうがいの費用対効果)
BMC Health Services Research 2008, 8:258.[BioMed Central][PubMed]
かぜ対策として、うがいはどの程度費用対効果があるか調査したとのこと。
"In conclusion, the present study suggests that gargling has potential as a cost-effective preventive strategy for URTI that is acceptable from both third-party payer and societal perspectives.
However, careful consideration of the uncertainties surrounding the estimation of ICER for gargling is required."
(『結論として現在の研究は、第三者の支払人と社会的観点からとても良好で、うがいが費用効果に優れたURTIの予防として、その可能性をうかがわせる。
しかし、うがいのICERにまつわる不確実性については慎重に考慮すべきである。』)

URTI: upper respiratory tract infection(上気道感染症、かぜ)
ICER: Incremental cost-effectiveness ratio(増分費用対効果比)

この文献では 文献1. の調査について、『統計的には有意でないが、水のうがいはインフルエンザを減少させる傾向にある』と好意的な評価をしている。
"Although no statistical significance was achieved due to the small number of ILI, analysis indicated a tendency toward decreased incidence of ILI with water gargling (hazard ratio, 0.75; 95%CI, 0.32-1.72)."

ただ、ハザード比(hazard ratio)の数値をポビドンヨードと取り違えているようだ。(文献1. より)
"The multivariate hazard ratios were 0.72 (95% CI: 0.30, 1.61) for water gargling and 0.75 (95% CI: 0.32, 1.72) for povidone-iodine gargling."
(『多変量ハザード比は、水うがいで0.72 (95% CI: 0.30, 1.61)、ポビドンヨードで0.75 (95% CI: 0.32, 1.72)。』)


7. Prevention of Upper Respiratory Tract Infections by Gargling: A Randomized Trial
(うがいによる上気道感染症(かぜ)の予防)
American journal of preventive medicine. 2005 Nov; 29(4): 302-307.[PubMed]
うがい,風邪,上気道炎,予防」のページに詳しい解説あり。
水うがいはかぜに効果があるとのこと。ヨードうがいは、うがい無しと大差なし。


8. Evaluation of the bactericidal activity of povidone-iodine and commercially available gargle preparations.
(ポビドンヨードと市販のうがい薬製剤との殺菌能力の比較)
Dermatology. 2002; 204 Suppl 1: 37-41.[PubMed]
中学校間で異なるうがい薬を使った調査。ポビドンヨードうがい薬は、他のうがい薬よりも細菌の減少効果があった。
他のうがい薬を使った中学校に比べ、かぜとインフルエンザによる欠席率が低かったとのこと。


9. うがいの有効性についてのアンケート調査に基づく検討
産業衛生学雑誌 1996年; 38巻 5号: 217-222.[メディカルオンライン]
(未読)