キューティーな毎日

管理人はまいまいです。京都の下町で心を読み解くトリミングを目指しております。

とりあえず、ここで。

2016-12-24 | お気楽CUTiE
18年前のこと。
あるところにシュナウザーがいました。
素晴らしい出会いがあって
愛情たっぷりの夫婦と暮らすことになりました。





奇跡はそこから始まって、
ママはトリミングを習ってお店を開きました。
通りすがりにテナントを見つけて、
改装をして、
ご近所には「犬屋さんが出来る」とわくわくを振りまいて、そのお店はオープンしました。

初めての愛犬「きゅーてぃー」から名前をとった
ドッグサロンCutie。
あの日からここまで、Cutieではたくさんの出会いと、お勤めするスタッフの人生に関わって今日も営業を続けています。

うまく行かなかった日。
途方にくれてぐずぐず泣いた日。
手応えを感じた日。
失敗した日。
優しさに気がついた日。
優しくする事の大切さを感じた日。
難しかったこと。
出来るようになったこと。
それが錯覚だと落ち込んだこと。
けれど気を取り直して頑張っていたこと。

語りつくせぬ大切な時間を過ごしたのは全部きゅーてぃーが始まり。
ただの犬なのでしょう。
けれど、彼女に関わった人には奇跡のわんこ。
今はお空でみているきゅーてぃー。
長い間、護ってくれてありがとね。





大往生だと思います。
けれど私にとっては特別すぎるわんこ。
今のCutieに関わっているスタッフにとっても同じこと。
だからどうしても会いたかった。
そのために時間を作らなきゃならなかった。





お花を届けたい。

あいちゃんも、きゅーちゃんも、
「うし!」
といつもと違う動きで年末のご来店をどんどこ綺麗にしてくれて、
高速飛ばして1時間とちょっと。


運転していても、
悲しい気持ちと清々しい気持ちと、
そばにいる気持ちとがないまぜになって、
…楽しかった。
不適切なのだろうけれど、
楽しかったのです。

小さい車が跳ねるようにきゅーてぃーのところに進む。
朝から降っていた冷たい雨はすっかり上がって、
広い空を見ながらすいすい進む。


行けてよかった。




まさると眞生はイマイチだったけれど(笑)
お互いに「なんだこの生命体」ビームを出し合っていました。


皆さま。
うまく伝えられてはいませんが、
Cutieはとても不思議なお店です。
これからも奇跡の連続できゅーてぃーの名前をつないで行きます。
その決意は私がお店を譲ってもらった時に、
店名を変えるつもりがなかった事にも表れているけれど、
昨日「とりあえず、ここでね」と話しかけた途端にがっちり覚悟が決まりました。
なんとしてでも続けていくのだ。

きゅーてぃーには持ちきれない事を教えてもらった。
それを返していくのだ。
どれだけ頑張っても、足りないだろうけど、
それでもそうやっていくのだ。


きゅー。
わんわんうるさい!言ったけど、謝んないよ。
耳濡らすな!と文句言った事も忘れない。
おおーんって言う時に前足が持ち上がる仕草なんてまだ笑える。
だからたまには遊びにおいでな。
センサーのチャイム鳴らしてくれたらわかるから。
昨日は泣かなかったのにな。
こうやって思い出したら涙が止まらない。


けど、人間のきゅーちゃんがブローしてくれたカットわんこが待ってるから、
「とりあえず、ここで」ね。
またね。



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