キューティーな毎日

管理人はまいまいです。京都の下町で心を読み解くトリミングを目指しております。

22

2017-01-17 | お気楽CUTiE
あれから22年



この子たちはいなかった。
私もこんな風に生きてるなんて想像してなかった。
高校生だったもの。
今では40歳。

いろんなシーンを見たし覚えてるけれど、
それは私に起こった事ではなくて、
想像するしかない。


だけどね?
組み込まれてるはずなのですよ。
いろいろなトラブルや、災害や、
自然の猛威。
生きていくたびにぶつかる困った事。

昔、ある人が私に言った、
「ほとんどの人が"悩んでる"って言うけど、
それってただ困ってるだけやねんな」
と言う声が聞こえる。

地震が起こって変わってしまった生活。
今の自分に降りかかるとしたら、たぶんどうしていいかわからない。
お家は無くなるし、大事なものを失うかもしれない。
そうなったらほんとうに立ち尽くして動けなくなると思う。
けど何をしていても進まなきゃならない。
忘れない…なんて当たり前で、
全ては組み込まれてるのだと思う。

スコップ団は一旦解散したし、
他のボランティアの活動も、
王子が来たので、それどころではなくなった。





彼を差し置いての動きはなにか違うように感じたり、彼ごとなにかしなくちゃいけないようにも思ったり…
歩けもしない人の22年後など想像できないけれど、
あの日からそれほどの時間が経ちました。

組み込まれる。
自分の中にも当たり前に"人助け"をする領域があるのだ、と思えば街を歩くときにも違う景色に見えるかもしれないですね。

あの日悲しみに暮れた自分に胸を張れるかどうかで時間は彩られるのかも知れません。