キューティーな毎日

管理人はまいまいです。京都の下町で心を読み解くトリミングを目指しております。

独り言

2016-05-11 | お気楽CUTiE
あかちゃんを見てると、
こんなに素直でいいねんなぁと思います。
うらやましいなぁ。

眞生くんの専属メイドな毎日です。
日々ご王子様にお仕えして、
日々お叱りを受けてしまうのが、辛い(笑)



うぇーんうぇーん…

低気圧のせいかなぁ。


そんなこんなで王子様の都合で時間が進みます。
今朝はなぜかご機嫌で、
「これなら出かけられる」とあれこれお買い物に出ました。
行きつけのホームセンターは売り出し初日。
リフォーム工事のご挨拶品を用意しなくちゃ。

そこは私が"師匠"と慕う青木さんというDIYマスターがおられるお店。
そのおっちゃんの話をしたい。
独り言みたいなポストになるけれど、
誰かに読んで欲しいとも思う…のでここに書きます。
長いです。

キューティーでお仕事しだしてから、
あれこれ手作りするようになった。
今思えば完成度は低かったけれど、
何にでも初めてはあるし、
都度青木さんに教わりながらいろいろ作った。

ただの棚板から始まって、
ゲートドア、リードかけ、トリミングルームのデスク、ファイル棚、ウエイティングテーブル、西日予防の腰壁…
板の磨き方、塗装のコツ、ネジの選び方、材の選び方、道具の使い方、いろいろなアイデア。
一緒になって考えてくれて、
アドバイスをし続けてくれた青木さん。

定年にはなったけど嘱託に請われて退職はまだ先なはずなのに、
眞生くんを妊娠してからはいつお店に行っても青木さんはいない。
パネルソーの置いてある工作室は青木さんの場所。
お店に行ったら必ず覗いていたのだけれど、
お休みばかり。
さみしいなぁ。
会えないなぁ。

青木さんが授けてくれたアレコレは、
ちゃんと根付いて1人でもある程度のものを作れるようになったので、
会えなくてもなんとかなったけど、
やっぱりさみしいなぁ。




すのこベッド、ヘッドボード、サイドテーブル、
ベッドサイドベッド。
全て手作りだよ(笑)
眞生くんのベッドは今までの最高傑作だと思う。
見て欲しいなぁ。
そして今日。
いつもの場所に青木さんは、いた。
いた!いたぁ!

お仕事してたからしばらく待って、
「息子がいるんだよ」とご挨拶。
わぁぁぁぁと喜んでくれて、
「15日で本当に終わるんや」って。
日曜日やん!
うそだ!
何かに呼ばれるように今日動けたから、
会えた!

10年分のありがとうと、
長年のお勤めにお疲れ様でしたを伝えられて良かった。
「いろいろつくったなぁ」って言ってくれたけど、
一番の感謝は私にアドバイスをくれた事。
そのおかげで思う物を作って手にできるのは本当に嬉しい。

泣いてしもた(笑)
「やめてくれー」って言いながら、
幸せそうに笑ってくれた。
私だけでなくたくさんのお客様が会いに来たって涙ぐんでた青木さん。
73歳。
これからは奥さんと旅行に行くんだって、
息子さんが上高地に連れてくれるらしいって、
お孫さんと遊ぶんだって。

なんとも胸がいっぱいになる時間でした。
いつものようにお茶を一本差し入れして、
バイバイ出来ました。


「ええ感じやん」
と褒めてもらったベッドですやすや寝てる王子様。
キミもそういう人になりなよ?
青木さんは街のホームセンターにいるヒーローなんだから。

まとまりはないけれど、
私にとって本当に出会えて良かった人のお話。
青木さんの第二の人生が楽しいものであれと祈ります。