空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

石川直樹写真展『POLAR』

2007-03-20 06:27:28 | 雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
石川直樹写真展『POLAR』
 3月23日(金)~4月2日(日)
 コニカミノルタプラザ
 電話:03-3225-5001
 〒160-0022
 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
 JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分
 (フルーツの新宿高野4F)
 入場無料
 10:30~19:00
 最終日は~15:00まで
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アラスカ、カナダ、グリーンランド、シベリア、スカンジナビアの北緯66度33分以北にまたがる環状の広大な地域を北極圏と呼ぶ。昔はもとより、国境によって隔てられるようになった近代以降でさえ、そこに住む人々のあいだでは、狩猟と漁労の形態、動物を解体するときの作法、肉の保存方法、儀礼の形、受け継がれる神話などに、多くの類似性が見いだされる。

極北の大地をつなぐ目に見えない大きな環を、世界の端的な模写にすぎない写真によっておぼろげにでも浮かび上がらせることができないだろうか。1997年にはじめてアラスカを訪ねて以来、そのように考えながらおよそ10年間にわたって極北を旅してきた。かの地では、近年の地球温暖化に端を発する環境の変化によって、伝統的な文化や知恵を受け継いでいくどころか、生活の存続そのものが危ぶまれる地域さえ出はじめている。そうした現在の極北の姿を見てもらいたいと思い、今回の写真展の開催を決めた。

わたしたちが慣れ親しんだ世界地図は、地球を横から水平にとらえているために長方形になっているが、北極点を中心にして地球を真上から垂直にとらえると、環としての世界が見えてくる。方位としての北方へ目を向けながら、国家を超えた場所と場所の多重な集合体としての北極圏をその先に意識したとき、複雑に絡み合った地図上の線はゆっくりと滲みだす。辺境はわたしたちの心の中にあるだけで、実際には存在しない。そこに在るのは、精神の極北が結ぶ北極圏のネットワークそのものである。

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