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らいぷのすたっふ日記

ライフステージのスタッフの気になったこと
思ったことのブログです。

基礎の種類と床下換気

2010-10-01 12:01:40 | 日記
みなさん。こんにちは

セバスチャンです。

さて、昨日までは地盤のお話しできました。
今日は基礎についてお話ししたいと思います。

木造住宅の基礎には「布基礎」「ベタ基礎」「独立基礎」の3種類が有ります。
地盤強度や地質の状態によって基礎の形は異なってきます。
以前は鉄筋なしの基礎も見られましたが、今では鉄筋コンクリートで
基礎を作る事が義務付けられています。

では、基礎の形状について、お話ししていきますね。

まずは「布基礎」です。

布基礎は以前は多く採用されていた工法です。
建物の大きさと地盤により底盤(フ―チングとも言う)の幅を決めました。
かなり以前は底盤が無い基礎もかなりあったようですが、本来は最低でも
幅450ミリは必要です。独立基礎の場合は布基礎の底盤部分をつくり
そこをつなげておくとよいです。
基礎の立上り部分と底盤の厚さは通常120ミリですが、地中部分の鉄筋の
かぶり厚さ(鉄筋を覆っているコンクリートの厚みの事です。コンクリート内の
鉄筋は、アルカリ性により錆を防いでいますが、コンクリートが中性化して
ひび割れから水が入り込んでしまうと、鉄筋が錆びてしまうので、かぶりの
厚さをしっかり取らなければなりません。)を確保するには、厚さが足りなくなる
事もあります。その事を考えると150ミリの厚さにした方が良い場合もあります。
鉄筋の量と型枠の手間も変わらず、コンクリートの量が増える分だけでコストが
かからないので、若干の金額増で済みます。
ただ、現在では布基礎を採用する事は、ほぼ100%有りません。
それは後ほどお話ししますが床下換気や地震に地盤沈下などを
踏まえるとベタ基礎の方が圧倒的に有効だからです。


では、次に「ベタ基礎」についてご説明しますね。

最近は、床面の全部を底盤とするベタ基礎がほぼ100%です。
当社もベタ基礎を採用し、布基礎は行っておりません。
大きな理由としては、強度が確保できる事、防湿能力も高いですし、
コンクリート量は増えますが、かといって施行手間が特別かかるわけでも
無いので、このベタ基礎を採用しています。他の工務店さんや、
ハウスメーカーさんも同様だと思います。
しかし、ベタ基礎の底盤が広い面積なってしまうと強度が不足してしまう為
地中に出っ張りを設けそれを梁の役割を果たさせる地中梁を設けます。


さて、先ほどちょっと出ました、床下換気についてです。
床下の湿気は、木材を腐らせ、シロアリ発生の原因にもなります。
構造にも悪影響を及ぼしますので、床下の換気対策は非常に重要です。

まず、床下の底盤を周囲の地盤より高くするのは当然です。
防湿シートを敷いたり、防湿コンクリートを打ったりします。
また、気その立上りを地盤面から400ミリ以上取り、1階の床高を
地盤面から600ミリ以上取るようにしています。
そして、基礎の上に樹脂製のパッキン(ライフステージでは樹脂製では劣化
しますので、劣化しない天然御影石のパッキンを使用しています。)
を敷設して、基礎と土台の間に20ミリほどの隙間をあけ、基礎全体で換気します。
換気量を十分に確保できる為、床下換気には有効です。
また、傾斜地など敷地の高い部分の基礎の底盤より地面が高くなる場合、
地中の水圧で基礎内に水が染みてくる事が有ります。
その場合はドライエリアを作ります。

簡単にお話ししました。少しは解って頂けましたでしょうか。
また、次回をお楽しみに

では、また




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