> 防衛庁は23日、海上自衛隊の護衛艦の訓練関係の文書などの情報が含まれる多数の資料が、ファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したとして、調査を開始したことを明らかにした。
> 防衛庁によると、流出した資料は、海上自衛隊の佐世保基地に配備されている護衛艦「あさゆき」の電信室所属の通信員(曹長)が所有していたと思われるファイル。同通信員の私用PCがウイルスに感染し、Winnyを通じて流出したとみられている。
あまりに稚拙な事件だとしか言いようがありません。ファイル共有ソフトを利用している方ならば、情報漏洩はいつ起きてもおかしくないと言うことを認識していないのでしょう。
こういう事件が何回も起こることは、社会にも原因があると思います。社会は、ファイル共有ソフトの危険性や、個人情報取り扱いには最大限注意を払う必要があることを声を大にして言うべきです。そうでなければ、このような国の安全に関わる機密情報や個人情報の漏洩を止めることは出来ないと思います。
少しでもコンピュータセキュリティについて考えた方ならば、『企業などでファイル共有ソフトを使うことはもってのほかだ。個人情報などが入ったパソコンで共有ソフトを使うのも信じられない。』という風に考えられるでしょう。本来ならば機密情報などを外に持ち出してはいけないのですが…。(今回は著作権の問題とは切り離して考えています)
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