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ITや情報系のネタ中心に書いていくつもりですが…。時々思い出したように更新。

郵便局の区分機くんは凄かった

2005-12-24 11:44:20 | 情報系ネタ
 今年も、私は郵便局で年賀状を仕分けしてくれる機械-区分機くん-に年賀状を供給したり、区分された年賀状を抜き出したりする仕事をしています。区分機くんは1時間に5万通以上の葉書を区分することができる凄い機械です。

 基本的に区分機くんは郵便番号で区分していますが、時々郵便番号が東京都内『14X-XXXX』などという郵便物を、神奈川県横浜市『24X-XXXX』に区分したりします。初めは区分機くんが間違えたのかと思いましたが、郵便物には見えないバーコードで住所などの情報が書き込まれていて、そちらの方を郵便番号より優先して区分しているようです。多分、一回間違えて区分され、住所と郵便番号の不一致に気が付いた時点で書き込まれたのでしょう。

 こんな区分機くんですが、最新の区分機くんは文字を読むことができます。先日操作した区分機くんは、葉書に書かれている『○丁目○番地』のレベルまで読んで区分していました。しかも、手書きの番号(達筆な文字までも)も相当の率で読み取ることが出来ていました。凄いOCR(Optical Character Reader…光学式文字読取装置)技術です。

 しかし、年末年始には通常では考えられないような量の郵便物を扱うため、普段は使わないやや古くなった区分機くんが活躍します。

 久々に動き出した区分機くんは張り切って区分を始めますが、力が入りすぎることがたまにあります。特に曲がった年賀状や普通より厚めの年賀状は苦手です。そのため、区分機くんが苦手そうな年賀状は、予め手区分(手で区分する)に
まわします。とはいえ、人間よりはるかに速く確実に区分することが出来るため、この時期大活躍しています。

 区分機くんが、何か問題がある年賀状は『読取不能』『無番』という所に区分されます。多くの場合、何かの弾みで読めなかったり、郵便番号が書かれてなかったり、達筆な文字で番号が書かれていたりするのですが、時々宛先が書かれていない年賀状があります。ごくまれにですが、裏表何も書かれていない年賀状もあります。やはり、パソコンで印刷しているため気づかなかったでしょうか?

 まとめとしましては、今のOCR技術は凄いです。区分機くんは瞬時に漢字・ひらがな・数字などを読み取って区分するわけです。日本の技術も捨てたものではない?!




 何故、区分機”くん”か?
 -機械にそう書かれていましたので、”くん”を付けています。


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