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Mっこちゃんがゆく ~希マスク事件簿 その壱~

2009-09-11 | FanFiction(sj-m)
タラッタララァ~♪

聞き慣れた着信音…

う~ん、もうっ誰だよ。こんな朝早くに電話掛けてくるなんて。

俺はベッドの脇に置いてあった携帯を手繰り寄せ着信画面を確認した。

ヤバっ、ヒチョル兄さんっ。

「もしもし…」

「遅いっ、遅すぎるっ!!俺様の電話に1コールで出ないなんて、どーゆーことかなぁ…」

「兄さん、ごめんなさいっ。兄さんとことココとは時差があって…ぐっすり寝ちゃってて…」

「そうか…だからさっき電話したのに出ないのか。…って、まぁいいや。ドンヘ、頼みがある」

うわぁぁぁ。兄さんからのお願い…なんだろ…すごくイヤな予感がするなぁ…

「な…何??」

「俺さ~、この間のコンサートの時にすごく大事なモノを失くしたわけ」

「はぁ…その大事なモノって何?」

「マスク!!いつも俺が付けてるだろっ!アレだよ、アレ」

ああ。あの<希>って書いてある黒いマスクね。

「うん、わかるよ。…で、それをどこで失くしたの?」

「南京のコンサート会場…だと思う…」

「へっ??南京???兄さん、どーすんの?」

「どーするって…当たり前だろっ。ドンヘが居るじゃん」

はぁぁ?居るって何?ココは北京だよっ。南京じゃないってーのっ。

「兄さん…中国ってすごい広いんだよ…南京まで飛行機で2時間も掛かるし。兄さんが大事にしてるのはわかるけど…」

「そう。大事なんだ…すごく、すご~~~く。わかるよなっ、ドンヘ。お前ならわかってくれるよなっ。だからさ~、俺の大事なマスクを持って帰って来て欲しいんだ」

あっ……ずるいなぁ~兄さん。そんな言われたら断れないじゃん。

「うん…でも、期待しないでよっ!」

あ~あ。なんでこんなお願いを聞いちゃう羽目になっちゃうんだろっ。

そうだ!こーゆー時は、助けをもらわなくっちゃね。

「ハンギョン兄さんっ!ハンギョン兄さんっ!」

寝息すら立てずにぐっすりと眠っているハンギョン兄さんを俺は思いっきり揺さぶり起こした。

「…ん、何?まだ…朝じゃないって…」

せっかく起こした上半身をすぐに倒してベッドに横たわろうとする兄さんの腕を思いっきり引っ張りながら、

「兄さん、事件!事件!!大変なんだよぉぉ~」

半泣きしてるフリをしてみた。

「何?ドンヘ。どうした??」

ほぉら、兄さんは優しいからすっかり目を覚ましちゃって俺のこと心配してくれてる。

「うん…それがさ~。今、ヒチョル兄さんから電話があって…兄さんが困ったことになったらしい」

「………」

あれ?ハンギョン兄さん、どうしたの?急に俯いちゃって。

「この間、南京でコンサートあったでしょ。その時にね、ヒチョル兄さんのあの黒いマスクが無くなったらしい。だからね…俺たちに探してきて欲しいんだって」

「………」

ん?どうしたの、兄さん?

「ドンヘ、どーしてヒチョルの電話なんか取ったんだ!あ~あ、俺、絶対厄介なことに巻き込まれると思って、朝早くから携帯鳴ってたけど、敢えて無視したってのに」

「えーーーーーーっ。兄さんに先に掛けてたの?…しかも、それを無視するなんて…」

ホント…兄さんの言うとおり…なんで出ちゃったんだろっ…

…って、出ない方がよっぽど大変だよ!!

「兄さん、俺一人じゃ絶対無理っ。お願い、手伝って!」

俺は兄さんの前で両手を併せて必死に拝み倒した。

「あ~、わかった。わかったから」

「ぷっ」

ん?何?今、誰か笑ったな!

「キュヒョン、何だよ。寝たふりしてたんだなっ」

「プハハハハっ。ドンヘ兄さん、相変わらずで可笑しいっ」

コイツっ。首絞めてやるぅぅ。

「ぐ…ぐるぢぃぃっ。ヤメテ…兄さ…」

「キュヒョン、もちろんお前も一緒に行くんだからなっ」

「わ…わかったから。兄…さ…苦しいってば」

よぉしっ。これで3人になったな…

えっと、後は…


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