動物性油脂は、食用油脂・工業用油脂・飼料用油脂に分類されます。
飼料用の油脂は、凝固温度が40℃以上の物をタロー、それ以下の物をグリースと称しています。
この動物性脂肪はたんぱく質は含んでいませんが、脂肪を99%含有しており、その消化率は90%以上と高いものです。
さて、ではこの動物性油脂がどのようにして製造されるのかご紹介しましょう。
皆さんご存知、『ラード』を例にとって説明して行きます。
まず、豚から摂れる脂分をミンチ状にして加熱(茹でる)します。
そして、表面に浮いてくる脂をすくい取って固めるとラードの出来上がりです。
同じ「ラード」でも製造メーカーによっては品質も様々で、豚一頭からわずか3~5%しか摂れない背脂のみを使用して、筋・皮・膜・血液などが混入しないように手作業でゆっくりと時間をかけて作られる「ラード」もあれば、そこまでの手間をかけずに大量に生産することだけを目的とした「ラード」もあります。
安い物と高価な物は製造過程で決定します。
同じくして、ペットフード用に使用される動物性油脂にもランクがあります。
良質なフードメーカーの使用する動物性油脂は、私たち人間の食用レベルのものですが、最悪な物は信じられないくらい最悪です。
その『ひどい動物性油脂』がどのようにして出来上がるのか次回ご紹介します。(気分が悪くなるかもしれません)
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そのほんの一握りのドッグフードを探すか、思い切って手作りフードを与えるか、そのどちらかしか大切な愛犬を健康に導く方法はないのです。
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