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犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

●仔犬のあまがみをやめさせるには

2009-06-08 12:58:51 | しつけ
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ほとんどの動物は、動くものに対して常に注意を払っています。

特に肉食動物は、生きた獲物を捕らえて食料とするために、動くものにとびついたり、噛みついたりする動作が必要になります。

そのため子供の頃から「遊び」の中で、動くものを捕まえる練習をするのです。

仔犬を飼っている人から「手にあまがみをされて困っている」という悩みをよく聞くことがありますが、その原因はこの習性に由来しています。

つまり人間の手というのは、仔犬にとって「よく動く、とても面白いおもちゃ」なのです。

またつい咬みたくなるような、ほどよい柔らかさの咬み心地であることも仔犬にはたまらないのです。

これを止めさせるには、次のような対策を徹底させることが大切です。

対策1

毎日、遊びの時間を設ける

咬むことは犬の大切な習性の一つです。

ですからこの行動自体を止めてしまうことは不可能に近いことです。

ですから咬んでもよいもので遊ばせ「咬む本能」を満たしてあげながら、手を咬ませないように気をつけることを第一に心がけましょう。

毎日、最低5回はおもちゃを手に持ち、愛犬に追いかけさせたり、引っ張らせたりといった遊びを楽しむ時間を設けてください。

これは室内でも充分に可能なことです。

仔犬の集中力はそれほど長くは続かないので、長くても10分で充分。ふだん留守が多い家でも、これくらいならできるはずです。

そのかわり、遊びにつき合う人は心から楽しみながら、真剣に行うようにしましょう。

お互いが楽しくない習慣は長続きしません。

また遊んでいる最中に誤って手を咬まれることを防ぐために、長めのおもちゃや大きめのおもちゃを使いましょう。

つまり愛犬の視界に手が入らないようにするのです。

おもちゃよりもよく動き、咬み心地がよさそうな手が見えたら、おもちゃを咬まずに手を咬みつきにくるでしょう。


対策2

咬んだら仔犬から離れる。

遊んでいる最中や、仔犬がそばに寄ってきて手を咬んだ場合など、仔犬に「それは良くないこと」と教えてあげる必要があります。

ただし体罰は必要ありません。

「仔犬が遊びで咬むのをやめさせようとして、仔犬を罰したくなるのはよくあることですが、そうしても、せいぜい仔犬は家族の中で罰を与えることができる人にはしなくなるだけで、罰を与えることができない人、つまり子供にマウズィング遊びの矛先をむけるようになります。」

仔犬に手を咬まれたら、「イタッ!」「アッ!」などと小さな声で短く言ってください。

仔犬が驚いて離れたら、一時仔犬から離れましょう。

これにより「咬むと自分の好きなこと(飼主と遊ぶこと、飼主の側にいることなど)が終わってしまう」と感じさせるのです。

30秒ほど仔犬を無視したら、「オイデ」「スワレ」などをさせます。

それに従ったら褒めて、少し遊んであげましょう。

あまり興奮させず、おとなしめに遊ぶことがコツです。 

「もしもあなたが痛がっても仔犬が手をかむことを止めない場合には、仔犬から離れ「もう知らない!」などと言って完全に無視をして部屋を出ていってください。

(部屋はイタズラができないようにしておきましょう)

そして1、2分待って戻り、「オイデ」「オスワリ」をさせ遊びを再開しましょう。

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