愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

ブログ説明





特別なトレーニングをして何かを教えるというよりも、社会化を重視

吠える、噛むなどの問題行動が出る愛犬たちは、とても多いです。

ひどくしないためには、家庭に迎えてからすぐにでも、社会化の勉強を始める必要があります。

愛犬の問題行動の原因は社会化不足と飼主さんの無知・無関心や誤ったしつけだと思います。

問題の原因を理解し、それに対してどう接したら良いかを指導し、飼主さんが自らできるようにする。

多くは犬を甘やかし飼主が犯してしまった間違いを見つけ、愛犬とうまくつき合えるようにすることです。

それが犬幼稚園 Buddy Dogのしつけ方です。

園長が飼主として、一番にこころがけていること、それは、他人に迷惑をかけないことです。

犬が好き、苦手、どっちでもない、すべての人に、犬がいることで、できるだけ迷惑をかけないことです。

そのために「社会化」「しつけ方」は絶対に必要です。

避妊・去勢手術の基礎知識

2006-11-05 22:14:44 | 健康
愛犬は大切な家族の一員。そう考えるオーナーにとって、愛犬の避妊・去勢の肯否は避けては通れない問題といえるでしょう。
「子どもを産ませる気がないなら、避妊させた方がいいのでは?」
「でも、健康な体にメスを入れるのはかわいそう」
「避妊や去勢させていると、病気になりにくいってホント?」など、さまざまな思いや情報に混乱されている方も多いのではないでしょうか。

現在、この問題についてお悩みのオーナーは、ぜひご参考にしてみてください。

避妊手術って
避妊手術は「卵巣・子宮摘出術」と呼ばれ、その名の通り、卵巣と子宮を取り除く手術です。
過去には、まれに卵巣のみ、あるいは子宮のみを取り除く簡単な方法も行われていたようですが、さすがに最近ではほとんど見かけなくなりました。
現在では、卵巣と子宮の両方を取り除く方法が常識的です。
できれば、手術を受ける前に、「卵巣・子宮摘出術」であることを確認しましょう。

去勢手術って
去勢手術は、睾丸を取ってしまう方法で行います。
これは人間で行われるパイプカットとは違い、睾丸そのものを取ってしまうので、手術された犬はホルモンの影響を受けなくなります。

避妊手術のメリット・デメリット
避妊手術のメリットは、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。
また、避妊手術のデメリットとして、肥満になりやすいことがよく挙げられます。
しかし、これは発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因。
食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられます。

去勢手術のメリット・デメリット
去勢手術のメリットは、精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫など、精巣ホルモンの働きが関係する病気の発症率が低くなることが挙げられます。
また、去勢することによって雄性ホルモンがなくなり、
階級意識も薄らぐので、むやみなマーキングや攻撃行動、人や物に対するマウント、メスを求めての放浪・脱走など、一般に問題行動とよばれる行動が減少する効果も期待できます。
デメリットとされる去勢手術後の肥満についても、避妊手術の場合と同様、食事と運動でコントロールすることが可能です。

手術後、犬の性格は変わるの?
去勢すると、オス性ホルモンテストステロンの量が大幅に減少し、競争的行動や性的攻撃行動は減ります。
つまり、犬の「オスらしさ」はなくなります。
しかし、犬の根本的な性格はあまり変わらないため、性格に関連した問題行動の改善に関する過度な期待はやめましょう。
また、オスもメスも子どものままの容姿と性格が残り、家庭で飼いやすくなるともいわれています。

去勢手術はしつけ代わりにならない
去勢によって性衝動が抑えられますから、メス犬を求めて脱走を図ったり、ほかのオス犬と喧嘩したりという行動も少なくなるでしょう。
医学的に、手術によって犬の性格に変化が与えられることはありませんが、多くの場合、性格は穏和になるようです。
ホルモンが体に及ぼす影響が少なくなるから、と考えられます。
しかし、気を付けなければならないことがあります。
性的な行動が抑えられ、性格が従順になったように見えても、それだからと言って、しつけをする必要がないということにはなりません。
犬と一緒に生活するとき、オーナーの指示に従わせることは、非常に大切なことです。
そのためのしつけは、きちんとする必要があります。
去勢手術はしつけの代わりにならないということを、忘れないようにしましょう。

手術に危険性はないの?リスク管理
全身麻酔を伴う手術の為、麻酔薬に対するアレルギー反応の事故等、必ずリスクを伴います。
また、高齢になるほど、手術の負担が大きくなるのは確かです。
その点をふまえた上で、動物の体調をよくみて、獣医師に相談しましょう。


手術の時期は?
避妊も去勢も、初回発情前(生後6~7ヶ月)が目安ですが、より早期での手術を推奨している病院もあります。
初回発情前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発症を高い確率で予防できることがわかっています。
一度発情期を迎え、出産を経験した動物は、その後、周期的にくる発情期に苦しむことになるので、できれば、その前がいいという意見もあります。
しかし、子犬の時から攻撃的な性格のメスの場合は、生後1年以内に避妊手術を行うと攻撃性が高まるとも言われているので、手術方法や時期については動物病院でよく相談しましょう。
また、メスの場合、発情中の手術は出血が多くなるので、避けた方がいいでしょう。

手術費用の内訳を理解しよう

手術にかかる費用は、動物病院によってかなり違いがあります。
手術の方法・手術に使用する麻酔薬や縫合糸の種類・助手や麻酔係の有無・麻酔中のモニター(心電図など)の有無・入院日数などに差があるからです。
「犬の去勢・避妊手術○○円」というように低料金をアピールする広告を見かけることがありますが、「○○円」は手術料と麻酔料のみの料金であり、実際にはその他の料金を別に請求されることもありますので、注意が必要です。
また、「あなたの犬は子宮の奇形があった」と言って、特別料金を請求されたという話もあります。
一般に手術費用に含まれるもの
  ・全身麻酔料(注射麻酔・吸入麻酔等)
  ・手術技術料
  ・手術室使用料
  ・手術用具滅菌料
  ・麻酔のための手術前の診察料
  ・血液検査料
  ・尿検査料
  ・手術用手袋・マスク・ガウン・帽子・針・縫合糸など手術に使用する用具料
  ・手術中の動物のモニター(理想的には異なる種類の3種類の方法)
  ・入院料
  ・麻酔の管理者の人件費
  ・術後の痛み止めの薬剤費
料金については、全部で(病院の玄関を入ってから出てくるまで)いくらかかるかをあらかじめ聞いておくことが大切です。
料金が高くても必ずしも高度で良い医療を行っているとは限りませんが、極端に安い料金で医学の常識に従った医療を行うことはかなりむずかしいかもしれません。
とにかく、手術の前に、費用の問題を含め、納得できるまで十分に質問することが重要です。

オーナーとして責任ある判断をしよう
去勢・避妊手術を動物の自然な機能を奪うことと受け取り、抵抗を感じたり罪悪感を抱く人がいるかもしれません。
しかし、現代社会では、犬は人間の管理下で生活しています。
人間が管理できない犬を増やすことは、不幸な犬を増やすことにほかなりません。
また、犬にはさまざまな遺伝病があります。
重い遺伝病を背負って生まれてくる犬も不幸ですし、実際問題としてオーナーの介護も大変です。
現在では、遺伝病のある犬を交配させないことも常識と言えます。
さらに、前述のように、去勢・避妊手術をすることによる医学上のメリットもあります。
これらのことを考え、責任あるオーナーとして愛犬の去勢・手術の判断を行ってください。

私は決して手術を勧めているわけではありません。