僕はたくさんの着ぐるみを揃えて
どれがいいかなっていつも
相手に合わせて着替えてたんだ
穴が開いた着ぐるみや
少し破れた着ぐるみを
僕はずっと大事にしていたし
いつしかそれが僕だと思っていた
君を見つけた時も僕は
君が好きそうな着ぐるみを探したけど
君の前ではなぜか僕は
着ぐるみを着ることさえ忘れて
僕は僕のまま
いつもそこに座ってた
そんな僕を君は
相手に合わせる癖がついてる
そう言って微笑んでくれた
君の前ではそんなものは
もう必要なくて
君は僕のままの僕をいつも
かわいいと
愛おしんでくれる
今日も僕は着ぐるみを着て
毎日戦っているけれど
君の前でだけ
僕は僕でいれたらいい
君にだけ
僕をみてもらえたら
それでいい