私には

施設に住んでいる、認知症、足が悪い、耳のめちゃくちゃ遠い父が居るのですが

その父も最後のお別れをさせたいという弟の要望で

父も連れて最後のお別れと火葬に行きました。

最後のお別れでは、口下手な弟がしっかり母に

最後の挨拶をしていて

なんだかそれで泣けてしまった。

棺に入った母は眠っているように見えました。

父なんですが、まぁあ大変で！父は女と子供を軽んじてる人で

私の言う事を聞きやしないし、弟の言う事はちょっとだけ聞く

しかも耳が爆裂に遠いのででかい声で話さねばならないのがめちゃ大変でした。

明日はお寺でお経をあげてもらうのですが

さすがに大変だったのか弟は

明日、父には留守番していてもらおう

と言っていました。

賛成して、二人でお経読んでもらいに行きます。

お経終わったらあとは四十九日に納骨！

お墓のところにも連絡せねば…

やる事が…やる事が多い…

あとは午後は今の家の契約のうんぬんをせねばならない

現実が目に染みる

家の事ばかりで

自分の準備してなくね？と気がついた。

慌てて今黒スーツや黒靴をクローゼットから引っ張り出した。

今日は新札に両替に行ったり家賃払込に行った、電話もめちゃくちゃした。

髪の毛ボサボサだけどこれはもうどうしようもない

職場復帰してから行こう

仕事しながら家の片付けして新居も探して引越し…

出来るのか？

やるしかないんだけどさ！やってやる！

役所に

朝から死亡届を出しに役所に行ってきました、それからふくさや御数珠やお布施の袋を買いに行きました。

そしたら管理会社さんから電話がかかってきたりしてプチパニック

家に来ると言うから早く帰ったのに、最寄駅に着いたらまた電話が来てやっぱり行かないと言われたり。

弟は相変わらず呑気と言うか頑固者というか

帰ってからは、弟が戒名に入れて欲しい字があると言い出したのでお寺に電話し

お世話になった刑事さんに日程を電話したり

ご近所さんに電話したり

やる事が多い！

明日は友引だからとは言えやる事はある、

お布施を新札にしてこないと、家賃も入れねば。

弟には車を出してもらうぞ。

結局

戒名は祖父母よりランクを一つ下げました、今後の生活もあるし

弟は納得いってない顔をしていたけど私が決めた、電話したの私だし。

使ってほしい文字とかあるかと聞かれたけどわからないので、お任せしますと言った。

お坊さんが火葬の日に居ないらしく、お経あげるのは31日にならないかと言われたので

一応その日まで休みあるから了承した。

九州の親戚からお香典が届いてそれもまた困った、知らない名前いっぱいある。

しかも田舎だから割と高額で、香典返しせねばならないよな…それも調べねば。

休み足りなかったら言ってね！と言われたけど

普通に足りない！

でも社会復帰は早い方が良い。

会社にお休みの詫び菓子折りも持って行かねばならないし

大人って大変だ、こんな事を母はやってたんだなぁ

日曜日は

役所関係のところは開いていないので、空白の1日

弟は昨日、明日は午前中出かけてくると言っていたのだけど

もうどこかへ行ったらしい

今日の私は父方の親戚が現金書留を送ってくれたとのことで

日曜日に着くよと言っていたのでそれの待ち、

あとお寺さんにも連絡しないといけない。

戒名のこと、弟はどうしても高い位の戒名をつけてあげたいらしいけど

私は今後の生活もあるから、ランクを一つ下げたい、きっと母も許してくれると思うんだよねと

話をしたのだけど、弟は理解してくれたのかは不明

もともと私たちはあまり中のよくない家族なんですが

弟とももちろん仲は良くない、でも急に母が亡くなって

父はボケて施設に入っていて、弟と話をせざるを得ないから

どうにか話をしている。

きっと母を送ったらまた会話をしない仲のよくない家族に戻るんだろう

それで構わないけど。

それにしても母は面倒な事を全部私に丸投げして行きやがった、まあぽっくり急にしんじまったんだけど。

結局私が面倒事丸かぶり、傍迷惑な母だ。

お葬式はこんなご時世だし人が集まるのも良くないからしない事にしたけど

だからなのかあんまりバタバタしていない。

警察の方が良い方で気を使ってくれたからかもしれない

私のような葬式出したことがない人間に優しく一個づつやりなさいと教えてくれた。

それにしても母はお片付けが得意ではなく(私も得意じゃないけど)家の中がごちゃごちゃで

御数珠が見つからない、

家も賃貸だからいずれ出て行かなくてはいけないし

昨日管理会社さんに電話して、家賃払ってくれたらいてもいいとの事だったから良かったけど、早めに出ないとなぁ

弟は母を送るまで先の事は考えたくないの一点張りの頑固者、

そんな所ばっかり父にも母にも似た奴

親戚は母方はみんな疎遠だし多分めっちゃ高齢で

父方はみんな九州に住んでいてめっちゃ高齢でこちらも疎遠、お金は送ってくれたけど。

頼る所は無い

さてどうしたらいいかな。

私がやるしか無いんだよな。

弟にも手伝ってもらうぞ、意地でもな。

私はというと

家にいると悲しくなって何もできないし涙は出てくるしでどうにもならないから

警察からの電話を受けたあとは、弟に許可を取って街まで出てみました。

その道中、そういえば遺影が無いなぁと思いスマホの中の写真を探しまくり

母が写っている写真をいくつかみつけておきました。

駅についてから弟に電話をして、写真要るよねプリントして写真立てに入れようと言ったらわかったとの事だったので

写真をプリントし、写真立ては黒いのじゃなくて白いのがいいというリクエストがあったので買いに行きました。

それからウロウロして、気持ちを落ち着かせて帰りました。

弟はもりもりお掃除をして、なんだかスッキリした様子だった。

あと　強制はしないけど…と市のこころの相談窓口の電話番号のメモをくれた、自分もちょっと話して落ち着いたから…と、

わたしはかけてみようか迷っているうちに夜になってしまったからまた今度にしよう。

写真を写真立てに入れたら、また涙がぼろぼろ出てきてわあわあ泣いた。

外に居たり、人と話をしたりせねばならない時はしっかりせねば！と気を張っているけど

一人になると悲しくて涙がぼろぼろでる。

かと言って、ただただ悲しんでいる訳にいかないのが遺族

家は賃貸だし、管理会社さんにも連絡せねばならないし。これから住む場所についても考えねばならないし

こう言うと弟は　ちょっと待って、今はお母さんをきちんと送る事に専念したい。　と言うのではなしが進まない。

電話した親戚に言わせると、

弟くんはお父さんにそっくりねぇ

とのこと。

身内が死んでも生きてる人間の日常は続く

そこを忘れちゃいけないと思うんだよ。

弟が

家事なんてした事がない弟が家の中を片付けている。

じっとしていられない

らしい。

気持ちは分からなくはないから、休憩はしなさいよとだけ言った。

私は警察や葬儀社やお寺に電話をかけまくって色々聞いている、バタバタしなくて済みそうだけど、現実って感じだ。

お金がかかるなぁー

というのが本音

男の子の方がメルヘンだよな、戒名とお布施がお高くてびっくりした、弟は祖父母と同じ位の戒名をつけてあげたいらしいけど

なんせ高い！祖父母が亡くなった時は父が現役で働いていたからその値段出せたんだろうけど

私と弟の稼ぎではちょっとムリではないか？と私は思う、これからも生きていくし生活は続くんだし

でも弟の気持ちもわからんでもない

悩ましいなぁ。

母が死んだ。

朝出かける時は応答があったのだけど

夕方帰ってきてなんかおかしいな？と思ったら

息をしていなかった。

病院で亡くなる以外は全部警察にお世話になるらしいという

何処かで見た知識で110番して救急の人が来たり

刑事さんが来たり

おんなじ質問何回もされたりしてただただあわあわと過ぎていって

母は警察で死因を調べるために運ばれていった。

その間弟が帰ってきたりしていたけどショックを受けていたっぽい

父が今住んでいる施設に母の死を伝えに行くと言って出かけて行ったら

なぜか父を連れて帰ってきた、弟曰く

顔を見せてあげたかった

らしいけどけんしするために警察行くに決まってるじゃん？と思うのは

私の警察小説読みすぎなんだろうか、弟がパニックになってるだけなのか

やってきた父もなかなか帰りたがらず困ったけどなんとか帰らせた。

父方の親戚にも一応電話して伝えたけど、九州だから特に来るとかは無くてちょっと助かった。

ただお年寄りだから話が長い！また電話しなきゃいけないっぽいから大変だ。

母も父も弟も居なくなった部屋で、母が回したであろう洗濯物を干しながらちょっと泣いた。

私が一人暮らしする前にしんじまうなんてさ

面倒な事全部残してしんじまうなんてさ

本当傍迷惑な母だ

父を送り届けた弟とちょっと話した、

あいつも自分を責めてるっぽい

責めなくていいよ、しんじまったもんはしんじまったんだし

生き返るわけでも無いし、前を向こうぜ

と言ってみたけど、あいつちょっと泣いてた。

本当、面倒な事全部丸投げして三途の川渡るなんてさ

勝手な人だよなぁ

しばらく勝手に涙が出てくるけど、それはしょうがないよね。