その抜群の走行安定性と開業以来の事故率の低さで、アメリカ人に思わず自慢したくなる鉄道です。
ところがその新幹線で、よりによって車内で火災という事態が発生しました。
第一報は、友人から「新幹線がたいへんなことになってるみたいだよ」との連絡。
何があったのだろう、整備不良か電気系統の故障なのかな、とネットを検索してみたら、
車内で焼身自殺を図った男性がいたのですね。
これはJRとしても防ぎようがない事故です。
航空機と違って、乗車前にボディーチェックもありませんし。
東海道新幹線火災 安全神話に激震…「死ぬかと思った」車内パニック
巻き添えで亡くなられた女性がいるそうで、本当にお気の毒で言葉もありません。
また重軽傷のかたも計22人いらっしゃるとのこと、心よりご回復をお祈りします。
ニューヨークでは、テロに備えて地下鉄でも主要駅や犯罪発生率が高いエリアの駅では
何人もの警官が目をひからせ、ランダムに荷物チェックも行っています。
地下鉄やバスの車内にも警官が乗り込んでくることはしょっちゅうあります。
時には州兵も警備にあたっていることがあります。
日本では「公共の場で人に迷惑をかけない」というのが人々の間に暗黙の了解としてあり、
「あんな場所であんなことをしたら、どれだけの人に迷惑がかかるのか、皆、わかってるよね?」
みたいな考え方が共有されていると思っていましたが、
今回の事故で、そんな考えを改めないといけないかもと感じました。
火をつけた人も亡くなっていらっしゃるので、何かご事情があったのだろうとは察します。
しかし、全く関係ない人たちを何人も巻き込んでいい、ということは決してないわけで
やりきれない思いがします。
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