そんな○○に魅せられて

ハリケーン・サンディから1年

昨年の今頃、NYはこれまで経験したことのない異常気象に戦慄していたのでした。
そう、ハリケーンです。

事前にハリケーンの強さや動きがわかっていたにもかかわらず、NY市では甚大な被害が出て、
今も地下鉄のトンネルが根本的な修理のために14ヶ月閉鎖され、影響は続いております。
下記が今日のニュース記事です。生活再建がまだ出来ていない人々も多くいます。

Hurricane Sandy, one year later: More than 200 city storm survivors are still without a home


同じNY市内でも、ほとんど被害がなくハリケーンの翌日から日常生活が始められた地域と、未だに自宅に戻れない地域があるなど
市民の間にも温度差があります。
被災者のかたたちは支援の手が十分に受けられないまま、被災の記憶がどんどん薄れていくのに危機感があるようです。

連邦政府は連邦政府で、先日のように予算をめぐって揉めている状況はあまり改善されていないわけで、
また、NY市も市長選挙が来週初めにあるので(といっても現時点で民主党候補が大幅リードを保っており、
ほぼ結果はわかっておりますが)、他の争点重視で、どうしても1年も前の被災関係の支援は後まわし、という状況です。

災害直後よりも、支援の手から落ちこぼれた人たちを出さない、忘れないことがどんどん難しくなってきているように
思います。
同じ被災者でも、経済的に自立復興が可能な人とそうでない人もいるわけで、ここでも格差がありますね。

とりあえず今年はハリケーンの直撃はないようなので、これ以上の自然災害に遭わないうちに、
復興のスピードを落とさないことが肝心ですね。
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