そんな○○に魅せられて

永遠の32歳

歳を取った証拠だな、と思うことの一つに「昔の話を繰り返す」というのがあります。
山口百恵さんの「秋桜」にも
♪何度も同じ話 くり返す~
というフレーズがありますね。

自分が若いころはそんな大人を見ていて
「あ~その話はもう聞いたっちゅーのに、しつこいなあ。」
と心の中でよく思っていましたが、自分がオバハンになるとまさにその通りになっているという。

というか「昔、そうだった!」ということをある日突然思い出したりするんですね。
それを「ああ、そういえばそうだった~」と反芻するかのごとく噛み締めるのが
きっと傍からみていると「何度も同じ話ばっかり」に見えるのでしょうね。

最近思い出した「昔、そうだった!」系のこと。

私は中高生のころ、洋楽同様、何故か一時ものすごく『ブルース・リー』にハマっていた」。

彼の日本での最後の大ヒット作は小学生の時に公開された「死亡遊戯」。公開当時は見ていません。
その前、既にブームになっていた一連のドラゴンシリーズも全く興味がなかったのです。
母が相撲以外の格闘技が大嫌いで、当時男子の間でめちゃくちゃ流行っていたプロレスはもちろん、
ボクシングの王座決定戦なども私にはテレビを見せなかったせいもあるでしょう。

たまたま、中学校のクラスメイトに見せてもらった映画雑誌の当時の人気投票で、
死後何年も経っていたのにブルース・リーは男優部門のずぅーーっと上位をキープしていて、
不思議で仕方なかったのです。

何でかな、何でかな~と思っているうちに
「…気になる?」
ブルース・リーファンクラブに入っている、という友人から写真集とか雑誌の特集号などを見せられ、
「燃えよドラゴン」のサントラを貸し出され、いつの間にやら好きになっていたのでした。

その後、たまたま別の友人がブルース・リーのファンで、ついに映画を見ることになりました。
記念すべき初のブルース・リー映画@映画館は、彼のファンのかたにとってはとんでもない作品と評される
「死亡の塔」

…「死亡の塔」、ブルース・リー映画とか言っちゃイカンだろうと思いました。
素人目にもわかるブチブチ編集の適当さ、無理繰りのストーリー。いや~香港映画ってなんだぁっ、と。
ブルース・リー本人はプロットとか各シーンの構図にとてもこだわりがあったということなので、
もしも本人がご覧になったら、ヌンチャクで頭割られそうです。

そこで、私のブルース・リー熱は冷めてしまったように思います。
「燃えよドラゴン」など一連のドラゴンシリーズはその後ビデオで全編見て面白かったのですが、
熱は戻らずです。

今年はブルース・リー生誕75年なのですね。そこでふと彼のことを思い出したのでした。
動画サイトを検索すると、子役のころの作品まで見られます。
世界的な大スターへの道が約束された映画の公開直前に、32歳で突然亡くなるという数奇な運命で、
伝説の人になってしまったブルース・リー。

香港には彼の銅像があるんですね。一度、訪れてみたくなっています。
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