境界例(ボーダー)被害者からの脱出

ボーダーを分析。傾向と対策。
ボーダーから自分を奪還するための
ブログです。

親のせい、親のおかげ、自己責任

2011-05-29 00:00:00 | 境界例の家庭
境界例の親は毒親です。
子供を振りまわします。

そんな親を語るとき
「親のせいにするな」
「いつまでも過去のことにこだわるな」
必ずこんなレスを返してくる人がいます。

被害者にこんな言葉をぶつける人は
・被害者と関わりたくない人(どーでもいいから関わらないでくれる?と思っている)
・意地悪な人(積極的に関わってもっと傷つけたい人)
のどちらかです。
(何故か腐ったものに蝿が群がってくるように、利用しよう、傷つけて弄ぼうとする人が
寄ってきます。)

そして、この言葉とセットで
「親のおかげで」
「親に感謝しろ」
と無神経に言います。

良いことだけは親のおかげ、悪いことは親のせいじゃない

そんなわけないじゃないですか。

良いことも親のせい、悪いことも親のせい
良いことも親のおかげで、悪いことも親のおかげ

都合の良い部分だけ言われても困ります。
まさに境界さんです。

そして最後の切り札「自己責任」という言葉で心を一突きにします。

自分の責任もあるかもしれませんが、生まれ落ちたときから
物心つくまで、ついた後も10年以上に渡る洗脳ですよ?
そこで自己責任って、なんですか?
無理です。

洗脳から目覚めた後は、ある程度は自分の責任ですが、
現在の自分は過去の自分から成り立っているので、現在の自分だけ切り離して
全て自分のせいとは言い切れません。

第一、自然界での法則において親に見捨てられるということは「死」を表します。
その親を否定して今まで生きてくることは到底無理でしょう。
親が餌の取り方を教えて独り立ちした後は、自己責任です。
餌の取り方を教えてもらえなかった動物は淘汰されていきます。
そのところの話をすっぽり都合よく抜かして自己責任という言葉を吐き捨て
られても困ります。


親を疑う、親の責任を考える

これは自立への第一歩です。
ここに永遠に留まると廃人となりますが、
考えて悩んで恨んで憎んで、そしてこれからどうするかを考えるモラトリアムは必要だと思います。
そして現在の自分の状況を把握してできることを探す、これが呪縛から逃れる道です。


2ch:親が境界例、分かりやすく言うと過干渉