境界例(ボーダー)被害者からの脱出

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坂本龍一「友達付き合いなんて時間のムダ。暇人がやること」」

2011-05-27 00:00:00 | 教訓
坂本龍一 「現在友達と言える人はほとんどいない」
Q.先ほどのお話で、大学に行っていらしたのは主として友達と会うためだった、
と答えていらっしゃいます。坂本さんにとって友達とはどういう存在でしたか。
やはり、大切なものでしたか。

それがですね、ぼくは現在友達と言える人はほとんどいないんですよ。
あなたがたにこういう質問をされて、初めて考えましたが、多分友達が必要なのは、
自分が確立していないからなんだと思います。まず、自分にやることがあれば、
時間がもったいなくて、わざわざ友達に会う為に一時間もかけて学校に
なんか行きませんよね。それからブラブラ暇そうな友達を見つけて、そこから
またお茶の水なり四谷なり新宿に出かけていき、何をするのでもなくただ
ダベっている訳ですから。ぼくにはもう一生、あんな時間の使い方はできないでしょう。

ですから、質問の趣旨とは異なりますが、ぼくの現在の気持ちは、友達が大切、
ということとは異なります。因みに現在のぼくの友達の定義は、ぼく(たち)に
何らかの危険があった時に真っ先に電話をする人、です。そうなると、
ただしゃべっていておもしろい人とかは、おちます。もっと本当に頼れる人。
そうするとほとんどいない。ぼくの場合日本に何人か、アメリカに少し、
ブラジルに少し、というように世界中でも何人か、でしょう。

本当に頼れるのは、一緒に暮らしている家族ではないでしょうか?
大学時代にダベっていた「友達」とは現在ほとんど交流はありません。
あんなに毎日一緒にいたのに。よく新聞とかで、エライ企業人とかの
昔話しで友達の大切さ、なんて書いてありますよね。
ぼく、あんなの信じられない。高校・大学を通して一番「友達」と言えるのは、
高校時代の現代国語の教師だった人です。在学中から「友達」だった。
学校の中では一応、先生・生徒のフリをしていたけど(笑)。

http://www.sakamura-lab.org/tachibana/hatachi/sakamoto.html



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