My Way~鼻ノ穴ブカブカ左衛門が行く~

2013春から始めた畑作業を中心に、俺の心中こぼれ話。

21世紀農民

2014年07月14日 | 日記
「お前のそのブカブカしくさった鼻の穴はどこのパラレルワールドへ続いているのか教えてもらえますかぁ?」
と、カミさんに言われるブカブカです。



歳を重ねる毎に「病は気から」と言うことわざがリアルに理解し易くなってきた。

ナチュラルキラー細胞とかほんとそーゆー事だよね。


で、ガキの頃とかさ、そう言う「ことわざ」を知った時に

「そーそーそうですよ、その通りだと思います。生きる上で必要な事はすでに答えが出とるんだなぁ。」
って思わなかった?


昔の人って科学的根拠や理論では無く、ただただリアルに見てきた経験と事実を元に、「そう言うモノだ」と感性で答えを出してた感じだよね?

昔の人は、己の技術や知恵で生きてきたから、精神も強くて冴えていたと思うんだ、現代人と比べるとね。

だから、多くの人がその感性だけで納得の行く答えを出せたし、皆もその意味が 感性で分かっていたんじゃないかなぁ?




「皆の者ぉ~、病は気からじゃぞぉ~」

「そーじゃそーじゃ!病は気からなんじゃ!そんな事は皆分かっておる事じゃあ!隣り村の阿保の伍助も知っとる事じゃあ!なぁ?皆の衆!」

「そうじゃそうじゃ!」

『わーかーるっ!わーかーるっ!とーもーだちっ!とーもーだちっ!』


そんな風に農民達が盛り上がっていると、空に不思議な穴が空いたそうな。


「なんじゃ!?あの空は!」

ゴゴゴゴゴゴ、、、、、、キュイーーーーーン!!!!!

なんとっ!農民達数人が穴に向かって宙に浮きだしたっ!

「うわああああああ、空に吸い込まれるぞなもしーーーーー!」

「うわああああぁぁぁぁーーーーー、、、、、、、、、、..............................ぁぁぁぁぁあああああ!!!、、、、、あ?」


「は?、ここはどこじゃ?」


ガヤガヤ

プップー

ピーポーピーポー


「なんだか騒がし所じゃのう」

「そうじゃなあ、ワシのフンドシはビックリ小便で濡れまくりじゃあ~」

「そうじゃな、ワシもじゃ。よし、ならばあの娘さんにフンドシ屋の場所を聞いてみよう。」



ゴホッゴホッ(はぁー、なんかチョーダルイんですけど、、、、)


「娘さん!!」

ビクッ「きゃあ!」

「フンドシ屋はどこにあるんじゃ?ワシらのフンドシがビックリ小便祭りなんじゃ。」

「はぁ?意味わかんないんですけどー?キモい、氏ね。」ゴホッゴホッ、、、、「はぁ~」


「なんじゃ娘さん、気分が悪いのか?」

(よしっ皆の衆っ)

「せーのっ」

『病は気からじゃぞ!』ビシィッ



「…ゴホッ、はぁ?マジ意味わかんねーし、小便くせーから寄るなハゲ」


『!!!』

「ちーがーうーじゃーろー!!!そこは、さぁ皆の衆!」

『わーかーるっ!わーかーるっ!とーもーだちっ!とーもーだちっ!』

「こうじゃろぅがあああぁぁー!」

「分かるじゃろ?病は気からなのは分かるんじゃよなぁぁぁ!?」


「だからイミワカンネし!」


「はあぁぁぁ~!?分からんのかっ!?何故じゃ!?何故なんじゃ!?みんな知っておる!隣り村の阿保の伍助も知っておる!誰もが分かる事なんじゃよなぁぁぁー!!」


「ほんっとキモイ!ケーサツ!ケーサツ!」ダダダダダっ



「……行ってしまわれた、、、、」


「…ワシの感性が言うんじゃが、ここはワシらの知っているJAPANでは無いようじゃのぅ~」

「そうじゃのう、ワシの感性も言っておるが、ここの者は乾いておるのぅ~」

「そうじゃな、もうワシのフンドシも乾いてしまったわい。」

「ワシら、、、これからどうすれば良いんじゃ、、、、、」

「まぁまてまて、そんなに気を重くしてしまったら病になってしまうぞいっ!」


『わかるっ!』


「そうじゃな!くよくよしていても何も始まらんっ!」

「今出来る事を探すんじゃ!」

「0から作り出すんじゃ!ワシらの場所を!村を!」


『わーかーるっ!わーかーるっ!』
『とーもーだちっ!とーもーだちっ!』


農民達のコールはいつまでも続き、乾いたビル群から見えるちっぽけな空に響いていった、、、、、




俺もさ、物事に対して理論的に考えるの結構好きだったんだけどね。
最近は、「なんか理論ってごちゃごちゃうるせぇなー」って思ってきた。
「はい論破」とか。うぜぇ。
所詮は概念の枠内だろっての。


今は勘みたいな感性を大事にして考えるようになった。
でもそれはやっぱりリアルに見てきた経験を元に考える事だから、まだまだ足りないモノはあるだろうけどね。

だから、これからもなるべく多くを経験して、なるべく多くの世界を感じて生きたいね。


いつか、皆が感性をシェアできる時が来たら。まさに



『わーかーるっ!わーかーるっ!とーもーだちっ!とーもーだちっ!』



平和のコールが響くよな。