積載の流儀

　
バイクに荷物を積むのって、結構厄介だよね。
何しろバランスで走る乗り物な上に、積載スペースなんて自転車と大差なかったりするわけで、バイクで旅に出ようと思ったら、皆それぞれに工夫を凝らしているハズ。

以前のボクは、愛車がいつもオフ車だったから、なるべくシッカリした作りで荷台面積の大きいキャリアを装着して防水スタッフバッグに詰め込んだ荷物をがんじがらめにくくりつけるのが基本だった。今ほどシートバッグのバリエーションもなかったしなぁ。

だけど今、カミさんとのタンデムや、カメラなどの荷物を持ち歩くことが前提になってきた結果「ハコ」の利用が基本になっている。タンデマーの立場になってみれば、背もたれの有無でずいぶん快適さが違ってくるのは当然だし、荷物の保護って観点からもハコの恩恵は計り知れない。「一度使うと手放せない」とはこのことだ。

ソロでの近距離走行を除き、普段からトップケースを装着。容量45リッターと52リッターの2つのGIVIケースがあるんだけど、後者は丸みを帯びていることもあって、実効容量には数字ほどの差はない。少しでもコンパクトにと思ったら45リッター、タンデマーの快適性を重視するときは（こっちの方がもたれやすいんだそうな）52リッターを使っている。

２泊以上のツーリングなどではこれにトライアンフ純正のパニアケースが加わる。
少しでも重心を下げるために、重めの荷物は左右のパニアに振り分けて積み、トップケースにはカッパや着替え、休憩時に持ち歩く小物などを中心に入れておき、休憩時にはヘルメットと入れ替えるようにしている。ヘルメットの盗難防止にも有効だし、何しろ手軽なのがウレシイのだ。

さーて今年は、ここにどんな夢を詰め込んで走ろうか。