
てなわけで、待ちに待ったオーリンズが届きました。
スウェーデン本国サイトに現行タイガー用製品が掲載されて約1年。
待てど暮らせど日本上陸の報が届かないので、しびれを切らして輸入元に問い合わせメールを送るもなしのつぶて。
ところがひょんなところで総代理店の方とお目にかかる機会があり
「タイガー用のオーリンズ、入れてくださいよぅ(懇願)」
と泣いてお願いしたところ、
「え? そんなの出てましたか?(唖然)」
とその存在すらまったく認識されていなかった様子(号泣)。
てなわけで速攻で取り寄せをお願いしたのが確か7月末のこと。
入荷の知らせを受ける(ていうか、その前にお店のHPに載ったよ(T-T))や、すぐさま取り付けに向かった白虎号であった。
トップ絵はタイガーのノーマルリヤサス(青)とオーリンズ(黄)との比較。
標準状態での全長はほぼ同じ。スプリングのピッチや長さ、各部の造作に違いが見て取れる。

換装には結局タンクを下ろし、リヤのサブフレームを外す重作業となったが(いつもThanks!>坂上さん)、いざ装着してみると、その見事なまでのフィッティング設計には舌を巻く。
リザーバタンク用のステー等の作りもよくて感心。さすがナリ>北欧人
で、今朝ほど早速試走。
一般道から高速道、さらには山間のワインディングまで、一通り試してみた。
その印象は、以前ヤマハTDMにオーリンズを装着した際とほぼ同様。とにかく、後ろ脚が路面を掴んで離さないという感覚が印象的。
フロントが拾ったギャップや路面のうねりが、自分の股間を抜けていくその瞬間に“スッ”とばかりに収束し、一切のお釣りなし。これが快感でなくてなんだろうか。
タイガーの足はノーマルでも高いレベルにあると思うけど、オーリンズと比較すると姿勢変化も大きく、車体やライダーが一緒になってギャップを「よいしょっ」といなす感じがあったことに改めて気づかされる。
宮ヶ瀬からヤビツを抜けて秦野に至るワインディングは、タイガーの車格とタンデムという条件には少々タイトなルートだが、一切の不安なしに走りを楽しむことができた。後ろでシェイクされる立場のタンデム乗員までもが「楽しかった」というのだから、これはホンモノだろう。
驚くべきは下りワインディングでも、(タンデムとは言え)まるで上りのようにリヤの接地感、トラクションを感じながら走れたこと。ライダーが「うほっ♪」てな感じでエンジョイしてるのが、きっと後席乗員にも伝わったんじゃないかなぁ。
残念ながら車高調は備わらないものの、それ以外はフルアジャスタブルなので、ライダーの体重や走りに合わせたきめ細かいセッティングが可能。まだまだこの先、いじる楽しみも残っている。
ちなみに、オーリンズ総代理店のカロッツェリアジャパンでは、サス特性を変えずに自由長を縮めてくれるサービス(約2万円也)も提供しているので、足つきの改善まで一気に、という欲張り派にもオススメだ。
というわけでタイガー乗りの皆さん、取りあえず先鞭は付けたので、どうぞ愛車に「猫足」をおごってやってくださいまし。
確かにお値段は張るけれど、これは「絶対オススメ!」と言い切れるシロモノ。
思えば自分も、最初にオーリンズ使うまでは「あんなの金持ちの金歯と一緒じゃん」とか思っていたんだけどねぇ……。
夏休みの家族旅行をガマンしてこの日に備えた貯金の甲斐があったよ。うん。(T-T)o"
(たぶん)日本初上陸のこの1本を装着してくれたトライアンフ横浜北なら、装着、セッティングノウハウともに満点なので、ぜひぜひ!トラ横さんでご購入くださいね~♪ 通販も受けてるよーん♪
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いずれは自分も、と思いつつ、
猫に小判、豚に真珠な状態になりそうなのと
財布が軽すぎる為に、よだれをたらしつつ
指をくわえて店のショーケースを眺めていたものが
ほらそこに。(笑)
要するに、いいな~。って事なんです。
オーリンズは金持ちの快楽・・
最低限の戦闘能力があれば
全身をバネと化して、
自在に加重、抜重として
腕でカバーするのが
豪語していた若き時、
齢を重ねて
XXにオーリンズを入れてからは、
これは、よいものじゃ!
という認識となりました(^^ゞ
フロントも効果テキメンでした。
HAYABUSAも、いずれは・・・(^^)
初めてのオーリンズでは感動でした。
丸太んぼに跨った感じの12Rがいっきに猫脚になりビックリでした。
金筒の性能を発揮する走りは僕には出来ないですが、九州までイッキ走りしても腰が痛くならないのだけは僕にも解りました。(笑)
マシンが変わってもコレだけは又いれますです。^^
この金歯(笑)の恩恵は、誰でも感じることができるものだと思います。
どうぞショーケースを開けてもらって、手にとって、レジでお金を払いましょう(カードでも可)。(^^)
>POPさん
いやまったく同感です>これは、よいものじゃ!
でもフロントまではなかなか踏み切れませんねぇ。
>あにぃ
そう「乗り心地」が全然違うんですよね。
昔初めてレンジローバーに乗ったとき、当時のパジェロやランクルとのあまりの乗り心地の違いに驚いたことを思い出します。ラフロードを走っててもまるで舗装路かと思うような乗り心地でしたから。
乗り心地がいい=姿勢変化が少ない=走行性能も高まる……って感じなんですね。