心象スケッチ

mental sketch modified

離島情報 (2005年度版)

2005-04-29 | 書評
沖縄・離島情報 (2005年度版)

林檎プロモーション

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沖縄に来るバックパッカーが、必ずと言って良いほどに、小脇に抱えてる本。

ここで紹介する、「離島情報」以外にもう一冊、
「やえやまGUIDE BOOK」がある。

しかし、旅慣れた人には、離島情報がお勧めかもしれません。

「地球の歩き方」っぽい作りですが、要所を抑え、
船の料金と時刻表、バス停の位置、料金、
時刻表などが網羅された、非常に便利な一冊です。

八重山地区に限らず、沖縄県の殆どの島の情報が記載されていますので、
そっちに行く人は、もって行きませう。

black box

2005-04-29 | weblog

ここを誰がどの時間帯に見て、
どのようにしてココに来ているのか?を一応、
解析と言えば大袈裟なのだが、グラフで見たのだ。
その中に、http://mixi.jp/ の文字列と、ID?が羅列された文字を見つけた。

どこからリンクされているのか、辿ろうと思ったのだが、
どうも、このミキシーとやらは、閉鎖的な場所のようで、
イチゲンさんは入れてくれないらしい。

どこぞの料亭のように、紹介が無ければ登録も無理とかで、
IDの無い私には、どこからリンクされ、どのように評価されているのか?
それすら、知る事も不可能なのだ。

考えてみれば、全く持って、失礼なシステムかもしれない。
つーか、ミキシー関係を全部、アクセス禁止に・・・と思ったのだが、
そんな高度な事は、gooブログじゃ出来ません。

公開にして、誰でも見ていいようにしているのだから、
それを云々するのは、確かにお子様の所業かもしれない。
しかし、あくまでリンクされているのだから、
そこに何が書いてあるか、知る権利くらい有っても良いと思うのだが・・・。
閉鎖的なインターネットって?
そんなものは、ミニコミか、同人誌でやれば良いのになー。

なんなんだよ、全く。


心象スケッチフォトアルバム公開

2005-04-24 | weblog
今まで、色々写真を撮って来たが、不注意で消したり、
整理しなかったりで、どこに何があるか不明の場合が多い。

そんなわけで、すべて、どこかのアルバムサイトにでも
保存しようかと思ってたのだが、前使ってたインフォシークのは、
地獄のようにノンビリ屋さんじゃないと使えない代物なので、他を探してた。

しかし、そんな都合の良いものは無く、
しょうがなく、前使ってたwebスペースを利用して、自分で書いてみた。

とにかく、趣味がアレだ。ダメダメだ。

何度やっても、おいらにゃ、この手の才能は無い事が解るのです。

なんか、嫌になって直ぐ消すかも知れませんが、
とにかく、出来ました。

見てやって下せー。

(心象スケッチweb版)
http://yokohama.cool.ne.jp/liarliar


早々

深夜特急 (香港/マカオ)

2005-04-23 | 書評
深夜特急〈1〉香港・マカオ

新潮社

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もしかしたら、説明は不要かも知れない。
これは最早、バックパッカーのバイブルと
言っても言い過ぎでは無い。

26歳の著者が、ヒッピーロードと言われた、デリー ~ ロンドン間を、
陸路(乗合バスだけ)で横断する事を考え、実行に移す話。

単行本は三冊
文庫版は六冊に収録されているが、

一番お気に入りなのは
やはり、文庫版の一巻「香港、マカオ編」。

麗儀の占い、重慶マンション、大小博打など、
面白いエピソードに溢れている。

後半(特に、ヨーロッパサイド)から、著者の精神は
落ち込み、内面に入って行く。

全てに好奇心と気力で立ち向かっていた著者が、
静かな情景と、理性的な世界、
秩序の保たれた社会に触れてゆくにしたがって、
生気を無くしていく姿は、痛々しくも切ないのですが、
その場面を好きな人もいるでしょう。

私はどちらかと言えば、前半部の香港、
マカオや、インドネパール編が好みです。

なんでも見てやろう、とにかく前へ・・・と言う姿は、未だに
世界を超えていくバックパッカー達を後押ししている筈。

「劇的紀行 深夜特急」と言う、TVドラマ?も好きです。

大沢たかお主演で、ドラマなのか、ドキュメントなのか、
境界線がはっきりしないモノなのですが、
実際に著者が通ったルートを再現し、
原作の持つ味を損なわないように造られた名作。

とにかく、面白い。
(と言っても、第一巻(熱風アジア編)はちょっとクサイ部分もありますが。)

深夜特急の著者、沢木氏の友人でもある、井上揚水が、
歌を作っているのですが、それがグッド!

「積荷のない船」と言うタイトルだったと思いますが、
アジアを旅する際に、カセットに入れていった・・・などと言う書き込みを、
アジア向けバックパッカーなどが集まる掲示板で良く目にします。

とにかく、深夜特急と言うのは、この手の旅を志す人のバイブルです。

「深夜特急でも読んで、世捨て人にでもなるか?」
などと、言われた経験があるくらい、

その名前だけは意外に知られているし、

ヒッピーカルチャーの旗手として、
槍玉に挙げられることも多々ありますが、

その内容を熟知とまでは言いませんが、噛り付くぐらいに読み倒した人は
私の周りには意外にも少なかったりします。

ある意味、古典であり、王道であり、聖典である。
そんな一冊なのです。

読んでない人は借りるなり、盗むなり、買うなりして
直ぐに読んで欲しい6冊です。

熱病の流行

2005-04-23 | weblog
久しぶりにテレビを見た。

何故久しぶりかと言うと、私はTVを持っていない。
もっと正確に言うと、見る事は出来るが、見ないのだ。

チューナーはあるし、キャプチャーも出来るので、
パソコンでテレビ番組を見ることは可能だが、あえて見ない。

そんな日常なのだが、とにかく、知人の家だが、
久しぶりにテレビを見た。

そこで、「瑠璃の?」と言うドラマの番組宣伝を見たのだが、
思わず、う~んと唸ってしまった。

とにかく、ステレオタイプなのだ。

最近の沖縄ブームに便乗した沖縄舞台ドラマの大半は、
こんな感じの作りじゃないのかな・・・っと。

まず、組織や会社を出た、若しくは、軽い鬱傾向がある大人、
不登校や、家庭に問題を抱える児童が主人公の場合が多い。

Drコトー診療所はその辺が上手い味付けなのだが、残念なのは、
病気の人間が多過ぎと言う事ですな。

手術シーンを連発しなければ、
話を作れないと言うのは、作家の力が欠如してると思うのだが・・。

ま、そんな事はどーでも言いか。

問題は、別の部分だ。

結論から言ってしまうと、沖縄の島は精神病院とか、
児童擁護施設じゃないと思うのだが、どうだろうか。

まあ、それで島の経済が潤うなら、それに越した事は無いのだが、

インフラの整備率が低い不便な土地で、
市場競争力が低い保守的な人との交流によって、
金銭や、約束された社会生活以外の幸せを見つけようとする試み・・・・
と言うお題目が多過ぎなのだ。

作り上げられたブームに乗って、「癒されたい」
などと抜かす旅行者も増えているだろう事は解るのだが、

全ての人間が治癒して帰るわけじゃないという事は
理解して置くべきだと思う。

今の沖縄ブームは一過性のものだと思う。
単純に、不況から来る職場環境の悪化と、
それに付随する家庭環境の悪化で、

病んでる人が多いのかも知れない・・・
と言う不安感を、メディアと旅行会社が
巧みに利用しているのだろう。

上記のように、辛らつな事を書いているが、
言葉の刃で人を切る・・・と言う言葉を引用すると、
それは切腹に近いもので、まさに自己批判の固まりである。

島に行っても、そこにはこちらと変わらない問題や、
こちら以上にキツイ問題もある。

そこに、生活をしている人が居る以上、
嫌な事はあるし、もちろん良い事だってある。

そう言う当然のことを解らせてくれた
人達に感謝したい気持ちがある。

リゾートバイトなども流行している。
お小遣い程度の月給で、癒されに来た若者を勧誘し、
食堂や、ホテル、ペンションなどでバイトをさせるのは、
島人のアイデア勝ちだと思う。

島の人は、こちらが考えてるより、巧みなのかも知れない。

西表島にはもっと変った問題がある。

自給自足を目指す個々人が数十人、山や、海で生活しているのだが、
単純に考えて、それは正しい考えだとは思えない。

自然に帰るとか、原始に回帰すると言っても、

人は、数千年前から社会生活を営み、家族、村、町、都市、国などに属し、
誰かの友人であり、夫であり、妻であった。

山で生活し、流浪の民として農耕をしなかったと言われる、
山窩(サンカ)でさえ、同じコミュニティー同士の繋がりがあっただろう。

自分ひとりで全ての生活を送るのは、思想家としての理想かも知れないが、

そこまで心が行き着けずに、社会が嫌で、ただ死ぬ為だけに、
人が生活する土地にわざわざやって来て、
自給自足する意味があるのだろうか?

西表の外離島に住む、裸人くらい突き抜ければ、「スゴイ!」と思う。

しかし、目の前にキャンプ場があるのにも関わらず、
わざわざ国有林にテントを張って、畑まで作るのは、やり過ぎだと思う。

目立たなければ良いが、そのうち追い出されるかもしれない。

その後、彼等が行くところがあるのだろうか・・・。

「行き行きて戻らず それが放浪の哲学」と言う言葉もあるが、
心はそこまで到達してもいないだろう。

そう言うスタイルは、最早、旅では無い。

ともかく、沖縄の島は、本土の精神的なゴミ捨て場じゃ無い。

そこに生活している人がいて、
日常があるという事を理解しなければ行けない。

解ったか! 俺!




<俺から俺への手紙より抜粋>