あなたとねこと音楽と

レフティーウッドベーシスト、原田通治のブログ!
ときどき主役はねこに変わります!

パープルのBurn!の元ネタがジャズだったとは!

2010-04-18 17:35:33 | スケジュール
Fascinating Rhythm - Lee Sarah Special Big Band - Tokyo - 2006 Jazz


これ、本当に偶然ネットで発見したものですが・・・

野村義男氏が某番組で語っていた裏話。

リッチー・ブラックモアは、実は相当なジャズマニアだとか。
リッチーは、タル・ファーロウ(G)のバージョンでヒントを得たらしいですが。

Burn!のメインリフ、それそのまんまがでてきますね・・・

よく考えてみると、あの曲って、Aメロでいきなりドラムがソロ状態になってたり、延々枯葉のような(ほとんど同じ)コード進行でギターとオルガンのソロが交互に出てきたり、非常に構成的にも、ジャズっぽいですね。

リッチーって、ドラムはスイングしなけりゃだめだ、イアン・ペイスは最高だが、コージー・パウエルはただ味気なくビートを刻むだけだ、何て言っていて、前々から、「もしや・・・」とは思っていたんですけどね。
ストーンズのキース・リチャーズが言うところの、「最近のロックも確かにロックかもしれないが、ロールの部分はどこいったんだい?」ってことなんですよ!この言っている意味は、一度スイングの感覚を体に染み込ませた人じゃないと、共感しずらいかも。

「ジャズには自由がありすぎる。つまり、とりとめが無くなってしまう。音楽には、ある程度の枠組みがあったほうがわかりやすい。だから私は、クラシックやジプシー音楽に惹かれるんだ。」なんて言っておきながら!


ジャズ&ジミヘン=ブラックサバス ハルフォード談

2010-04-18 00:24:46 | スケジュール
Django Reinhardt - Minor Swing


ちょっと、ハードロック黎明期におけるジャズの影響、なんてものを書いてみたいと思います。

さて。メタルの発明者と目される、ブラックサバスが、その初期にアースという名前でブルースやジャズを演奏していたことは有名な、そして当時としては当たり前だった事実ですが、今まで誰も、その「ジャズ」の部分に踏み込んだインタビューなんてしてくれなかったので、私が勝手に(笑)!

サバスのギター、アイオミ氏は、まだ電気技師で生計を立てていたころ、誤って右手の薬指の先端を切り落としてしまうんですよ(アイオミ氏はサウスポー)。

悲嘆にくれた彼に、友人がジャンゴ・ラインハルトの存在を教えて、励ますんです。ジャンゴも、幼いころ火災に巻き込まれて、指が不自由だったんですね。それでも、ギターの名手として、名を馳せていました。

このころのアイオミ氏のフェイバリットアーティストは、当然ジャンゴ。

今も、アイオミ氏は、趣味のソロアルバムを作れるなら、一枚はクラシック、もう一枚はジャズとブルース、と言っています。

で、ここからは想像になるんですが、 Softly as a morning sunrise というスタンダード等から、サバスへ繋がるアイデアをつかんだんじゃないのかな?と。Angel eyesとか。

これも想像ですが、そのころ、多分オジーは、ジャズは歌わず、もっぱらブルースだったんでしょうね。

メタルゴッド、ロブ・ハルフォード氏が、インタビューで「ジャズをジミヘンのギターで弾くのが、当時のサバスのコンセプトだった」旨の発言をされてました。

動き回るベースライン、ボーカルと楽器との2バースの掛け合い的曲展開や、なにより必ず楽器によるソロが入ってくるところ、シャッフル系のリズムの多用、等がジャズからの影響が表れている部分ではないでしょうか。

最近のBurrn!!誌からの援用ですみませんが、当時のサバスの弟分バンド Necromandusu のメンバーも「ダークな音楽をやっているとは、思っていなかった。マイルスやコルトレーンに影響されていた」と発言してますが、そういう部分でもアイオミ氏の好みに合ったのでしょう。

気が向いたら、続編書きます。