武士は食わねど高楊枝

創作小説ブログ「一寸の虫にも五分の魂」の作者「頼光 雅」の呟きを綴ります。

人生、未だ旅の途中。

2011-10-04 15:21:31 | 日々徒然


再び巡り来た自身の誕生日。
熊谷直実の世をはなかむ心情ではありません
が、何かしら心に響くものがある敦盛
(幸若舞)の一節。


思へばこの世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし
金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に
誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の
雲にかくれり

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、
夢幻の如くなり

一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜し
かりき次第ぞ

....「敦盛」より。


ネットを通じていただきました、ご厚情に
感謝申し上げます。
今後とも、よろしくお付き合いの程お願い
申し上げます。


頼光 雅(らいこう みやび)

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