ダンナは定年になったら好きなバイクで1人ツーリングするのが夢だった♡
雨の日や高速道路と交通量の多い所は絶対行かない事を約束して、休日の午前中だけ乗ってもいいよとお願いした。
あれから数年、まぁ飽きもせず休日の度、天気が良ければ県内各地の郊外をツーリングしている。今のバイクも3台目。
たいてい、コンビニおにぎりやラーメンなどお昼ごはんを食べて帰るので13時30分までには帰宅する。
それが、10日前の休日の昼過ぎ「少し遅くなる」とLINEが入る。
しばらくして「腹減った〜!」と言いながら帰って来る。
訳を聞くと、
郊外の狭い道を走っていると、前を走っていたごっついトラックが対向車と離合できなくてバックしてきた。
ダンナのバイクは死角になっていたらしく見えなかったらしい。
車間は空けていたのだが、思いの外そのトラックが早いスピードでバックしてきて、あっという間に目の前に迫って来たと。
考えたら当たり前の事だけど、バイクはバックできない。
普通は端によって避けたりするのだけど、なんせ狭い道路。片方は崖っ淵。
寸前でバイクを捨てて、人間だけバイクから飛び降りて道の端に避けたところ、直後ドカーンと凄い音。
トラックの運転手さんもびっくりして慌てて降りてくる。
ダンナも慌ててバイクから飛び降りたのでよろけてハッハッと肩で息をしている。
トラックの運転手さんは、怪我をさせたと思い、青ざめて駆け寄ってくる。
幸い夫に怪我ひとつ無かった。
しかし、バイクはトラックの下にめり込んでて2人がかりでもひっぱりだせない。
間も無く警察官やJAFの人と一緒に何とか引っ張り出し、
もし、あのままバイクに乗っていたら、間違い無く死んでいたと言う。
まるでトムクルーズになったようだと。
簡単に言うけど、聞いてる私は心臓がドッドッと鳴っている。
本当無事でよかった ε-(´∀`; )