今日、思ったこと。

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CAMUIロケット

2009-03-17 00:28:59 | 時事
CAMUI型ハイブリッドロケットを利用したエジェクタ飛行実験結果について
http://www.jaxa.jp/press/2009/03/20090316_camui_j.html

関連:
1.http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090218_camui_j.html
2.http://www.ard.jaxa.jp/info/prm/2007/018/0304.pdf
3.http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi13/mm13-6.html
4.http://www.hastic.jp/news/ej_camui.pdf
5.http://www.isas.jaxa.jp/j/forefront/2004/nagata/index.shtml
6.http://www.hastic.jp/camui/default.htm

というわけで、STS-119ミッションのスペースシャトル打ち上げが延期した結果、CAMUIを使ったエジェクタロケットの実験とかぶってしまったという・・・マスメディアの報道でも、どうしてもこちらの扱いが小さくなってしまっているようで、残念なことです。コストを抑えた有効な実験なので、もう少しアピール出来たら良かったのですが、延期なんてするから。延期するなら週末まで延期して欲しいですよねぇ。そうしたらライブで見られたのに(笑

さて、エジェクタロケットの説明は関連1にもありますが、どうにも微妙に分かりづらいというか、説明不足というか、説明する気があるのかないのか知ってる人だけ理解してね、というか、自分で調べてね、という雰囲気は余りよろしくありません。何よりわたしが理解できません。説明してください(笑

と、プレスリリースに文句を言ってもしょうがないので、適当に検索。キーワードは「エジェクタロケット」・・・そのままですね。関連2には主にラムジェットとスクラムジェットの説明が、関連3にはエジェクタジェット、ラムジェット、スクラムジェットのそれぞれが簡単に説明されています。関連2がJAXAのURLなのが多少気になります。リンクしてくれたら探さなくて済んだのに(;_;)
どうやら、排気の際に回りの空気を取り入れて吸気させるのがエジェクタジェット、機体の速度を利用して圧縮空気を取り入れた後燃焼させるのがラムジェットorスクラムジェットのようです。圧縮空気を取り入れるためには超音速で生ずる衝撃波を利用するらしく、低速では空気が圧縮されないので、ラムもスクラムも使えない・・・ということで亜音速ではエジェクタジェットとして利用するらしいです。今回のCAMUIを用いた実験は、この亜音速域のエジェクタ効果のデータを取るための実験ということです。

ふぅ、意義を理解するために時間かけてしまいました。
関連4は今回の実験予告ですね。図1にロケットの概略図が示されております。まる5がエジェクタ部分、まる4が吸気口でしょうか。この図は関連1のものと似てますねぇ。今回データが取れたということなので、複合エンジンの亜音速域での挙動も徐々に明らかになっていくことと期待します。そのうちこんな飛行機or宇宙船が実現するのかしら。乗れるなら乗ってみたい気もしますが、最初は高そう(笑

今回CAMUIはそのジェット部分に着目してデータ取得を行いましたが、メインの用途としては成層圏の観測や、落下時の微小重力時の実験のようです(関連5,6)。