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どれを買えば良いかわかる!液晶ディスプレイの選び方

用途、予算別に液晶ディスプレイ選びをお手伝いします!3分でわかる解説つき!

液晶の応答速度とは?

2010年10月30日 | すぐわかる液晶の基本


 皆さんこんにちは!


「すぐわかる液晶の基本」、
今日は動画をキレイに観るために欠かせない性能、
「応答速度」についてご紹介していきます!


【応答速度は速いほうがいい】


恐らく皆さんも「応答速度」という言葉を聞いたことがあると思いますが、

簡単に言うと「次の画面を映すまでの反応速度」という意味です。


液晶は原理上、液晶分子に電圧をかけて動かすことで

画像を表示しているので、この液晶分子をいかに早く動かせるかによって

応答速度が変わってきます。


3年くらい前だと応答速度30msくらいの液晶がありましたが、

このレベルだとマウスポインタを動かしただけで

残像が残るのが目でわかってしまいます。



最近の液晶だと、2msや1msの高速応答の液晶パネルも発売されていますし、

120Hz駆動といって、通常の60Hz駆動の2倍の画面書き換えを行うことで

さらに応答性を高めている製品も出ています。


一般的にVAパネルやIPSパネルよりも

TNパネルのほうが応答速度が速い傾向にありますので、

FPSなどのゲームをする人、動画主体の使い方の場合は

TNパネルで2ms程度の応答速度の製品を選ぶと良いかも
しれませんね。


ちなみに、ニコニコ動画のように

動画に加えて文字コメントのスクロールがあるようなサイトの場合は

スクロールする文字の残像が見えてしまうと疲れるので

やはりモニターの応答速度にはこだわったほうがよいでしょう!




【中間応答速度とは?】


VAパネルやIPSパネルの上級機種によっては、

応答速度のスペック欄のところに

「中間応答速度」や「Gray to Gray」が○ms、といった表記があります。



実は、応答速度の世界ではTNパネルが有利とは言われていても、

中間色(グレー、ピンク、オレンジ、水色など、真っ黒と真っ白以外の色)の

応答速度はあまり速くありません



この中間色の応答速度ではVAパネル、IPSのほうがやや有利なため、

上級機になると「中間色はけっこう速いですよ」というPRのために

スペックに特別な記載がされている場合があります。


じゃあTNとVA or IPS、どれを選んだらいいのさ!
…という声が聞こえてきそうですが、

応答速度だけを重視するのであれば、

価格もこなれているTNパネルがよいかもしれませんね。




次回は「液晶の視野角」についてご紹介、乞うご期待!

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