LabとYumiのひとりごと

そこはかとなく、よしなしごとをつぶやきます

青獅子舞

2009-10-15 | Weblog
 島根県出雲市園町の埼田神社で昨夜(10月14日午後6時より)、
島根県無形民俗文化財に指定されている獅子舞が奉納された。

 この神社は奈良時代に編纂された『出雲国風土記』の楯縫郡の条に、
埼田社との記載がある。

 また江戸時代(享保2年)の地誌『雲陽誌』に「獅子舞あり」との
記述があるが、これは楯縫郡においてはこの社だけである。

 

 青獅子舞というのは、この神社に伝わる獅子頭が青黒い色をしている
ことに由来するらしい。

 演目は12段で、番内がビンササラを持つことに田楽の影響がみられ、
中世的な要素が残っているとされる。

  

 

 
               道中行列 

 
                鳥居舞

 

 

 

 

 

 

 

 
                三番双

 

 
                 ささら

 
                  刀舞

 
                  鈴舞

 段ごとに採物をかえて舞うなどは、伊勢流獅子舞の影響も受けて
いるように見受けられる。

 今頃は、この地方(旧出雲国楯縫郡)において祭礼の時期であり
各神社において盛んに獅子舞が奉納されている。

 今月18日には、出雲市口宇賀町の宇賀神社においても獅子舞が
奉納される。
 この宇賀神社の獅子舞も、無形民俗文化財に指定されている。

 午後8時ごろすべての演目が終わった。


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