しまっていこー久留米商業
同じ久留米市立同士。今年も南筑との定期戦が巡ってきた。
9日、第69回を数えるという「久南定期戦」(市野球場)で、久留米商(福岡)は21―5と大勝した。過去2年は1敗1分け。勝った経験がなかった3年生は、すかっとしたかと思いきや……。
この護山を7番に置く打線は完成すれば、相手にとってやっかいだ。
なのに本人の表情は浮かない。マスクをかぶる守備面の話だ。この日は横手投げの背番号1、古賀翔大の調子が上がらなかった。やはり三回までに2本塁打を許し、マウンドを降りることに。予定より2、3イニング早かった。「リードを考えないと。古賀も腕が縮こまって、置きにいったりして。どうしたらいいか」
八谷賢一監督も景気のいいことはいわない。「これで4番が固まれば……」「新しい選手が伸びてこない」「チームに活を入れるムードメーカーがほしい」
南福岡大会の開幕は、北福岡大会と同じ7月7日。あと約60日しかない。「夏を目指してやっているので。課題がたくさんありますから」と護山。定期戦の大勝に話題を振っても、表情は硬いままだった。
朝日新聞 バーチャル高校野球より
隈部康弘さん
長取きにわたり取材ありがとうございます