手編みの帽子

おとといの日曜の朝　わずかながら雪が積もっている。
雪はねの練習でもするかと外に出たが、後頭部が寒い。
そういえばサークルの女性に毛糸の帽子を編んで貰ったのを
思い出して被ってみた。
なんと寒かった後頭部が暖かい、深く被ると耳まで暖かい。
これは良いと家の中でも被っていたら妻が見つけて言う。
妻「その帽子初めて見たよ」
俺「１年前にサークルの女性に作ってもらったけど被るの初めてだ」
妻「ふーん、そうなんだ」
俺「帽子編んでたから俺も欲しいって頼んだら編んでくれたんだ」
妻「こっちから頼んだのならちゃんとお礼したかい？」
俺「ありがとうって言ったけど・・」
妻「糸代も手間もかかってるんだからね」
俺「そう言ったけど、おかね受け取る気は無かった」
妻「きっとあんたのこと好きなんだよ」
俺「当り前よ、もう一人が俺も欲しいって言ったら断っていた。
　　サークルの女性はみんな俺のこと好きなんだからな、
　　嫌いだったらサークル辞めて他のサークルに行ってるさ」
妻「たいした自信だね、だけど調子に乗るんでないよ」

むかしの妻だったら、「誰、どんな人、名前は？」とか取り調べが
厳しかったけど、妻も歳だし面倒くさい詮索はしなくなった。
今年の冬はこの帽子を被って雪はねしようと思う。
〇〇さん、ありがとう。お陰で妻との会話がひとつ増えた。

むかし、銀馬車のホステスからクリスマスにネクタイをプレゼント
されたことがある。その時の妻の反応は嫉妬に満ちていて、
「何さこんな派手なネクタイ、それにネクタイは高いから
　誰にでもくれないよ、何か有るんでないの？」てな感じだった。

私の描いたイラストに被せてみた。
この女は稲田朋美、自民党国会議員、防衛大臣をしたことがある。
いま問題になっている統一教会の会員であるが、今は紹介欄から
削除されている。